パンクラスは新日本プロレスから巣立った船木誠勝・鈴木みのるが作ったわけですが、ライガー選手はパンクラスをどのようにご覧になってました?
獣神サンダー・ライガー:彼らの理想とする団体を立ち上げて、それをずっと貫いてきて、それは凄いことだと思いますね。だから別にああいう闘いを否定するわけではなく、だからといってプロレスをどうのこうのとかいうこともなく、お互いに理想とする道を理想に向って突き進んでいくと、それでいいんじゃないですかね。だから、不思議に思うのはVS鈴木戦が決まって、周りがえらい騒いでますけど、闘うということに関しては一緒だと思うんで、パンクラスだろうと新日だろうと同じで、じゃ何が違うのといったらルールが違うだけの話で。そんなに差はないんですよ。だから、新日がどうのこうの、パンクラスがどうのこうの、ルールがどうのこうのというよりとにかく俺と鈴木みのるのぶつかり合いを見てくれよと、それだけなんですよね。

パンクラスのルール・スタイルについてはどうですか?
獣神サンダー・ライガー:そうですね。ロープブレイクもないし、顔面パンチOK、スリーカウントなし。うーん、凄く難しいのは難しいですけど、それを承知で手を上げたわけですし、やろうと。闘うという意味においては、僕はプロレスもパンクラスのリングも差はないと思ってますんで。そういうルールならそういうルールの中で、そういう闘いをすると。それだけですね。

鈴木選手は、ライガー選手の懐に隠してある刀は錆びてないのか?という言い方をしてますが?
獣神サンダー・ライガー:それは、当日わかるんじゃないですかね。どういうものか。その刀はどういうものかといえば、レスラーは心だと思うんですよね。気迫なんですよね。気迫が萎えるような奴はリングに上がる必要はないと思うんですよね。気迫で相手を飲み込むような・・・俺はあいつにそれをぶつけるつもりだし。で、最初こういう試合になる前にいろいろゴタゴタがあって、鈴木みのるの気持ちの中でかなりもやもやしたものがあったと。それを見てるのはつらかったし、昔からの付き合いもあるし、じゃ俺でよければ、俺にぶつけてこいやと最初は言ってましたけど、練習をずっとやっていくうちに、絶対勝ってやると。ぶちのめしてやるよっていうふうにはなってきてますよね。この言葉は嘘偽りないから。これで、錆びてるどうのこうのとお前言ってる暇あんのかと。このインタビューを、みのるが聞いてね、それでも錆びてる錆びてないという言葉が出るのなら、お前そんなに強いのかって。気迫で俺はあいつに絶対に負けないし、絶対に勝つつもりでいきます。

鈴木選手は、11月30日ライガー選手の存在自体も消したいと、その日ライガー選手がリングに上がった事実自体も消すとも言ってますが。
獣神サンダー・ライガー:頭が悪いから何を言おうとしているのかわからないな。まあ、消されないように気をつけましょう。ただ、ライガーは絶対消せないよ!どんな試合結果になっても、鈴木みのるがライガーを消すことは絶対できない!逆に俺が鈴木みのるを消すことは簡単にできるよ!! それは覚悟しとけよっ!

船木誠勝はライガー選手のことを、新日魂を持った男だと。
獣神サンダー・ライガー:うーん、あのよく新日を出ってった選手の皆さんは、今の新日は殺気がないとかなんとか言われてますけど、大きなお世話だって感じです。勝手に出っててね、その出ていかれた新日という穴の開いたいた船をね、一生懸命修理させて、またこれだけ人数増えるようになって、ずっと荒波航海してるわけですよ。出てってた人間がとやかく言うなって。ふざけるなって、出てってた人間はそこでやればいいじゃねぇかって。 出てって、その後の新日のことをどうのこうのって、ふざけるなって。うん、だから 船木が僕のことを新日魂どうのこうのって、それは船木の知ってる新日魂であって、今現在の新日本には新日魂持ってる選手ばっかりですよ。今現在進行形の新日魂を持った選手ばっかりですよ。全員が全員そうですよ。だから、今回僕が手を上げて、やっぱりライガーさんは新日魂を持った人だねって、船木とかそういう風に言ってましたけど、俺から言わせると違うんですよ。これが鈴木じゃなかったら、僕は手を上げてませんよ。鈴木だからこそ手を上げたわけですし、これが他のパンクラスの選手だったら、僕は手を上げてませんよ。

新日魂とは一言でいうとどういったものですか?
獣神サンダー・ライガー:這い上がろうとする力じゃないですか。俺がやってやるという這い上がろうとする力。新日レスラーっていうには、結局は一匹狼ですよね。ファンもそれを求めてきてるんじゃないですか。だからタッグより新日のカードはやっぱりシングルというのがどっかありますよ。個人闘争・・・俺がやってやるよという、俺が俺がという。そういう這い上がろうという気持ち、相手を潰してやるという気迫、そういうとこじゃないですかね。で、新しいものいろんなことに挑戦していくという、開拓者精神。後は、闘う魂、ファイティングスピリット。

11月30日の試合の結末の予告というものはしていただけますでしょうか。
獣神サンダー・ライガー:もちろん勝つつもりでいきますよ。だから予想も予告もできないですけどね。予告は勝つもりでいくそれだけですよね。

最後に鈴木選手へ一言お願いします。
獣神サンダー・ライガー:今持ってる全てをお前にぶつけます。お前もすべてぶつけてこい。その上で俺は倒す。
(※以上、「格闘Xパンクラス」インタビューより)

ライガー選手の試合を初めて観るパンクラスファンにメッセージをお願いします。
獣神サンダー・ライガー:鈴木みのる選手と私のいろいろ過去からのいきさつもありますけど、パンクラスとか新日本を抜きにして、男と男のぶりかりあいを観てほしいと思います。応援お願いします。あと、新日本プロレスも面白いので、是非会場にお越しください。



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