矢野選手は昨年5月後楽園ホールでのvs佐藤堅一戦以来久々のパンクラスマット登場となります。
矢野卓見:そうですね。声はかけてもらってたんですけど、タイミングとかが合わなくて、でもこの間の10周年大会に呼んでもらったんで、断るのはまずいかなと(笑)

8.31両国国技館大会はご覧になられていかがでしたか。
矢野卓見:そうですね、中では近藤選手の試合もあったしね、郷野さんは大丈夫かなっていうのと(笑)後鈴木選手はね、もっとガンガンいってほしかったなっていう(苦笑)(関節の)取り合いをしたら絶対有利なんだから。

鈴木選手の試合は打撃禁止のキャッチレスリングルールだったんですが、矢野選手ご自身も寝技のみのコンテンダーズ、グラウンドでの顔面パンチなしのZST、グラウンドでの顔面パンチありのパンクラス・DEEPと様々なルールで闘われますが、どのルールが一番やりやすいですか。
矢野卓見:まあね、殴られないのが一番いいですね(笑)(打撃なしなら)怪我するっていっても関節痛める程度だから。鼻折れたりとか眼窩底骨折とかないから(笑)

でも打撃ありの闘いでも問題なくやると。
矢野卓見:問題あるような気もするんですけどね、まあ(打撃)ありでも出来るように頑張ります(笑)

でも、前回のパンクラスでの試合vs佐藤堅一戦は、相手がキックの選手で打撃のスペシャリストだったわけですが、最後は鮮やかな三角絞めでの一本勝ちでしたが。
矢野卓見:行き当たりばったりで、ほんと奇跡的に勝てた試合でした(笑)

そんなことはないでしょう。あの試合は会場も凄く盛り上がってました。でもスタイル的にいえば、矢野選手は打撃のあるなしにかかわらず、自分のスタイルで常に試合をしてるという印象がありますが。
矢野卓見:どーうなんすかね、最近いろんな意味で調子悪いですしねぇ(笑)生きてて辛いんですよ、体が(笑)

その割には、かなり試合数をこなされてるじゃないですか。それだけオファーがあるということなんですが。
矢野卓見:まあ結構声がかかるのが同時期なんですけど・・・ZSTが終わったら少し間が空くかと思ってたんですけど、パンクラスから声がかかったんで。

そのZST(9月7日ZEPP TOKYO大会)では、P'sLAB東京の植村“ジャック”龍介選手との対戦でしたが、(結果はドロー)闘ってみていかがでしたか。
矢野卓見:そうですね、なんか北岡君の指導がいけないのかやけに若いのに老獪な闘い方をするなっていう(笑)なんか引き込んでばかりくるんで、こんな楽しちゃっていいのかなって(笑)相手が勝手に下になってくれるんで。でもそれでも疲れちゃった俺ってダメだなって(笑)ヤバイな(笑)

それは最近タッグマッチの試合が多いというのも関係してるんですか(笑)
矢野卓見:いや、あれっすね、タッグマッチばかりやってるとシングルが恐ろしく出来なくなってきてるのがヤバイですね(笑)やっぱりシングルマッチはチョコチョコ入れとかないとダメだな。

では、対戦相手の武重選手ですが、今年6月にデビューした選手です。どんな選手かあまりご存知ではないと思いますが。
矢野卓見:そうですね。まあ資料がないというのもありますけど、(ビデオとか)俺は基本的に観ないですね。大体対戦相手の資料のビデオって勝ってるのばかりなんで、それ観ると試合するの嫌になっちゃうんで(笑)

試合前は本当にそんな弱気な感じなんですか。試合の時は凄く堂々とされている印象がありますけど。
矢野卓見:いやもう、試合始まっちゃうとねぇ、なんかもう組んだ感じとか、殴られた感じとか、なんとか凌げるかなとか、やべぇーとか(笑)って感じになるんで。

武重選手はレスリングベースの選手ですが、ここに注意して闘うっていうのはありますか。
矢野卓見:うーん、まあ上になれりゃいいですけどね。

でも矢野選手は三角絞めといった下からの攻めのイメージが強いですが。
矢野卓見:そうですね、上になれないんですよね。レスリング力がないんで(笑)下になることが多いんで、下になって何もできなかったら、試合にならないんで。

では、最後に久々のパンクラスマット登場で、矢野選手のファイトと楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。
矢野卓見:いるんですかねぇ、そんな人が(笑)まあ去年あたりに尾崎社長から「うちを避けてませんか」とか言われて(笑)別にそんなわけではないんですけど(笑)まあ避けてるわけではないんで、パンクラスルールは避けたいですけど(笑)まあキャッチルールもあるし、最終的にはMISSI0Nを目指して、頑張ります(笑)パンクラスでは鈴木派なんで(笑)

矢野卓見選手database