6月22日(火)後楽園ホール大会で初のミドル級戦に臨む渋谷選手ですが、今回、どのようなお気持ちからミドル級戦への出場を決めたのでしょうか?
渋谷修身:初めてミドル級ですけど、別に今後ミドル級に専念するってことではなくて、ライトヘビーとミドルの両方でやっていこうかなという感じで、それを会社にも伝えました。まぁ、普段は体重が85kgぐらいなんですよね。ミドル級の中にも、普段それぐらいの体重の選手がいるわけじゃないですか。試合の時に落としてっていう。だから僕も、そういう体重的に変わらない選手と対戦してみたいなっていう気持ちがあったので。

これまでずっと体重を上げる、もしくは維持することに気を遣ってきた分、試合の際に体重を落とすことに対しての不安はありませんでした? 筋量が減るということでパワーが落ちるみたいな。
渋谷修身:それはないですね。最近は、普段でも練習後とかに計ると83kg代の時とかがあったんですよ。だから落とすって言っても、もっと落としてる選手もいますから、そういう選手たちに比べれば全然楽ですし。

試合まで残すところあと僅かなんですが、体重は順調に落ちてますか?
渋谷修身:そうですね。体調も普段と変わらないです。見た目もそんなに変わってないと思いますね。

食生活も多少は変わってきてると思いますが、空腹感とかはありませんか?
渋谷修身:やっぱりカロリーは押さえてるので、お腹が空いてると眠れないんですよね(苦笑)。だからその辺がちょっと難しいですね。

先ほど、今後はライトヘビーとミドルの両方でやっていくとおっしゃってましたが、ライトヘビー級で試合をする場合、何kgまで今度は上げようと考えてますか?
渋谷修身:多分、今度の試合が終われば、また85kgぐらいに戻ると思うし。メインはライトヘビー級でって考えてますけどね。自分の中では。でも、ミドル級の選手とも対戦してみたいっていう気持ちもあるから両方でっていう感じで。


わかりました。では、そのミドル級初戦の相手が、現在ランキング2位の竹内 出選手(SKアブソリュート)に決まりましたが、パンクラスではネイサン・マーコート選手(コロラド・スターズ)に唯一負けているだけで、パンクラスでは6戦4勝1敗1分という素晴らしい戦績を残している強豪選手です。その竹内選手が対戦相手に決定したということをお聞きになった時の心境はいかがでした?
渋谷修身:まぁ、非常に強い選手ですから、気分がノリましたよね。

4月の後楽園ホール大会で、同じパンクラスismの國奥(麒樹真)選手が竹内選手と対戦していて、その國奥選手のセコンドに渋谷選手はついてましたが、目の前で竹内選手の試合をご覧になって、竹内選手の印象ってどんな感じでした?
渋谷修身:やっぱりしぶといと言うか、粘りっこいと言うか・・・。一つ一つしっかりとした技術を持っている選手なので、非常にやりにくい相手じゃないかなって。國奥さんとの試合を見てて、そう感じましたね。

竹内選手につけこむ部分っていうのは見えました?
渋谷修身:まぁ、見えてるような・・・。それはやってみないとわかんないですけど(苦笑)。

4月の【竹内VS國奥】戦で、渋谷選手が國奥選手のセコンドについていたことから、「今回は國奥選手の敵討ち的なマッチメイクじゃないか」って竹内選手がおっしゃってましたけど、その発言に関してはいかがですか?
渋谷修身:まぁ、そういうのも多少はありますけど、それが全てではないですね。結局今回対戦するのは僕自身ですから。

今回のVS竹内戦に勝利した場合、いきなりミドル級のトップランカーに渋谷選手も名を連ねることになるのではないかと思いますが、その辺は意識してますか?
渋谷修身:全然してないですね。今、ランキング何位とかっていうのは全然頭の中になくて、そういうのは試合が終わった後に付いてくれば良いのかなって。一時期よりはそういう(ランキングに対する)気持ちもないので、とにかく竹内選手との試合だけを考えてるって感じですね。その中で自分が完全燃焼したいなっていう気持ちだけです。

ミドル級を主戦場にしている選手で、今後対戦してみたいと思っている選手っていらっしゃいますか?
渋谷修身:やっぱり(ヒカルド・)アルメイダと石川(英司)選手には以前負けてるので、もう一回という気持ちもありますし、三崎(和雄)選手もすごい魅力的ですからね。まぁ、一人一人挙げていったらキリがないんですけど・・・(苦笑)、中西(裕一)選手や長谷川(秀彦)選手もすごい良い試合をしてましたし。だからホントすごい魅力的な階級ですよね。魅力的な選手がいっぱいいるってことで。でも、本当に今は先のことは考えてないので、試合が終わったら考えるって感じです。

では、今回のVS竹内戦ですが、渋谷選手が一番意識して試合に臨むことって何でしょうか?
渋谷修身:ん〜、試合が終わった後に、やっぱり充実感が欲しいですよね。充実感というか・・・まぁ、勝っても負けても自分で「力を出し尽くした」っていう、そういう気持ちになりたいですね。

わかりました。では、渋谷選手は今後何をモチベーションに、もしくは何を追い求めて闘い続けていくのでしょうか?
渋谷修身:ん〜、そうですね・・・やっぱり強い選手と対戦していきたいですね。今回もそうですけど、竹内選手との対戦ということでモチベーションも上がりましたから。

では、これで最後です。渋谷選手の試合を楽しみにしていらっしゃる皆さん、そして渋谷選手をずっと応援していらっしゃるファンの皆さんへメッセージをお願いします。
渋谷修身:まぁ、初めてのミドル級ですけど・・・そんなに変わらないので普通に応援して下さい(微笑)。

渋谷修身選手database