第1試合 ウェルター級戦 5分2ラウンド

石毛大蔵
(SKアブソリュート)

小池秀信
(チームGRABAKA)
1R 4分22秒、TKO(レフェリーストップ)/グラウンドのパンチ
■石毛大蔵(74.1kg) セコンド:松本天心、長谷川秀彦
■小池秀信(74.1kg) セコンド:石川英司、三崎和雄
レフェリー:大藪吉郁

小池選手は本戦デビューだったので緊張の面持ちでリングインし、一方の石毛選手は試合にも慣れてきて、両選手共にどの様な試合をするのか?という見所がありました。開始早々、小池選手はサッと出て行きましたが、石毛選手のプレッシャーが強かった様で、中々思う様には動かせてもらえませんでした。石毛選手の特徴としては、スタンドレスリング等でも終始出力が変わらず、良く練習してる事が伝わる闘い振りでした。小池選手は総体的にどの局面でも押され、実力の部分で石毛選手に圧倒されていた部分が多く、中々ペースも掴めずに、3分過ぎぐらいからは石毛選手の怒涛の攻撃が始まり、最後はグラウンドのパウンドで決着がつきました。大藪レフェリーは良いタイミングで止めたと思います。止めた後、小池選手は直ぐに立ち上がれませんでしたので、外見上は変化が見られない場合もありますが、間違いなく効いてましたので、あのままではダメージが大きくなるだけとの判断で、石毛選手のTKO勝ちという、文句無しの試合でした。

石毛選手はこの様な実績を積みながら、ランカーの選手達に挑戦してもらいたなと思います。SKアブソリュートの選手は総体的に良く練習をしているし、鍛えられています。自分の色を出し、得意な局面を持ちながら、全ての局面に対応出来るのがSKアブソリュートの選手の特徴だと思います。そういう意味で、総合格闘技をチームとして良く捉えて練習してるのではないかなと思います。石毛選手もそれに違わずきちんと実力を出してくれたという、そんなオープニングマッチでした。

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