第1試合 スーパーヘビー級戦 5分2ラウンド
河野真幸
(フリー)
vs ティモール・アリエフ×
(アリエフ・プロフェッショナル・チーム)
1R 4:09、TKO(レフェリーストップ)/スタンドのパンチによる
■ 河野真幸(108.6kg) セコンド:関直喜
■ ティモール・アリエフ(114.9kg)
レフェリー:和田良覚

決め技はスタンドのパンチで、レフェリー判断に依るTKOという形です。実質、アリエフ選手の右膝にダメージがあり、立てない、という事での意思判断というのが正しい結果でした。
河野選手はプロレスラーから転進しての参戦で、良い形のデビュー戦、この世界の洗礼を受けての2戦目でした。そして、本質的な意味で怖さを知り、真価を問われる今回の一戦でした。対戦者も決して軟な相手ではありませんから、そういう点で、恐怖心に打克ちリングに上がってくるというところでは、格闘家としての本当の意味でのデビュー戦だったのではと思います。

河野選手は序盤から、これは相当練習をしているなという、彼の真面目な性格が滲み出る様な展開でした。打撃に若干付き合いながらも、距離を詰め自分の形でテイクダウンをしていきながら、セオリー通りに絡んで行きました。そして足首をとりに行きますが、ここのところで何が印象に残ったかというと、アリエフ選手を足で挟みながら押さえ込みます。これが基本的で活きていましたから、敢行しながら足首をとりに行きます。これをアリエフ選手は外国人選手特有の柔らかい物腰で、片足で立ち、体を反転させ、足を引き抜く作業に入ろうとしましたが、押さえ込みが強く結局自分の角度以上に動かさないと抜けない状況でした。そこで嫌な角度で膝が曲がりながら、体勢を変えようとしていて、そのまま崩れて行き、グラウンドで時間が経過して行き、スタンドアップという時に、あれ足が利いていないぞという状況でした。それは序盤の足首を取りに行く展開の中で、1、2分の間だと思いますが、多分その時点でアリエフ選手はこのままグラウンドで何とか寝技で行かないとまずいという展開に余儀なくされたと思います。

相手の力を利用して、最終的に壊すというのが、関節技の極意の一つです。形に入り直ぐ壊す、投げたり、何かをしながら折るという事もありますが、相手が抜こうとしたり、何かをする事へ、上手くスパイラルをかけて、関節の可動域をなくして形に入っているという事です。そして根幹の体の大きな関節を一つ完全に押さえているという事が、関節技に必要な条件なので、それを満たしていて、相手の力で技をかけたという所では、完全なる一本勝ちだというのが印象でした。技術的にも上がり、試合にも慣れ、さあここでスーパーヘビー級でもう一コマ期待の星が現れたと見ています。河野選手の楽しみな今後です。

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