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5.02後楽園ホール大会
河野真幸選手囲み会見



■ 5月2日(日)後楽園大会出場、河野真幸選手囲み会見
■ 日 時 :4月27日(木)16:00〜
■ 場 所 :P's LAB東京
■ 参加選手:河野真幸選手(フリー)

第1試合 スーパーヘビー級戦 5分2ラウンド
河野真幸
(フリー)
vs ティモール・アリエフ/初参戦
(アリエフ・プロフェッショナル・チーム)
昨年10月2日(日)横浜文化体育館大会でアスラン・デゼボエフ(マルプロジム)と対戦。その後、単身ロスアンジェルスに渡り総合格闘技の特訓を積んでいる河野。一方、一昨年11月14日(日)『DEMOLITION』東京FMホール大会で保坂忠広と対戦し、僅か68秒でKO勝利を挙げたアリエフ。
丁度7ヶ月振りとなる総合の試合で河野が海外修行の成果を発揮し、2勝目を挙げるのか?それとも、総合格闘技デビュー戦で秒殺勝利を挙げたアマレス王者のアリエフがまたも秒殺劇を見せるのか?
“プロ”レスリングvs“アマ”レスリング。総合の舞台で勝ち名乗りを受けるのはどっちだ!?

昨夜帰国したそうだが、どれぐらい行っていた?
河野真幸:1月の末から1ヶ月行って、2月の終わりに帰ってきてから、3月の頭にまたすぐ行って、それで昨日帰ってきた感じです。

ずっとLA道場で?
河野真幸:はいお世話になっていました。流れ着いてしまいました(笑)。他にもボクシングジムとかrAwジムとか、あと柔術の道場とか、いろいろ行きました。LA道場はプロレスがメインですけど、週に1、2回キックボクシングや柔術のクラスもあるので。あとは基礎体力、腕立て伏せやスクワットは一緒にやってました。

どんな選手とスパーリングを?
河野真幸:外国人は、あまり知らないんで(苦笑)。でもフランク・トリッグとか、日本人だと宇良健吾さんとか。あとは選ばれし神の子にも、もまれてきました。

アメリカで練習しようと思った動機は?
河野真幸:それも最初は日本が寒いから暖かいところへという感じで、それが記事を見ると特訓になってて(笑)。特別なことをしていないあせりもありました。あとは気分転換というか、ケンドー・カシン選手が誘ってくれたので。

日本での練習と違った?
河野真幸:そうですね。相手が外国人なんで、また違う強さも感じました。打撃ありになったらボコボコにされましたけど(笑)。練習メニューもカシンさんや中邑さんにも相談しましたけど、自分はベースが無いですから。どこを伸ばすとかじゃなく、打撃もレスリングも極めもできるようにならないといけないと。合に向けての強化合宿とかではなく、全体的に満遍なくやってきた感じです。

伸びたところは?
河野真幸:英語ですね(笑)。あとは根性がつきました。知らないところに行って、言葉の通じない人と練習するんで。説明では5割の練習と言われても、殴られれば来ますから。でも日本人同士だと使う気も使わず、よかったです。

海外は何度目?
河野真幸:2回目です。付き人で行ったハワイ以来にパスポートを活用しました(笑)

対戦相手の印象は?
河野真幸:映像もなく、プロフィールと経歴をメールで送ってもらっただけで。2000年から2005年までレスリングチャンピオンと(苦笑)。でも自分は誰とでもやりますと言っていたし。僕より体重が重くて、レスリングが強いのでどうしようと。日本に帰ってから体重量ってないんで、向こうだとパウンドだからよく分からないし、100kg以上あればいいやと(笑)。向こうでは牛丼を食べて、あとメキシコが近いんでタコスとか。それから辛いソースを何にでもかけるという文化を勉強してきました。ポテトチップやご飯にもかけて。強くなったかは分からないですけど、人間的には大きくなりました(笑)

プロレスラーが海外から帰って来ると、新しい技とかを覚えているものだが?
河野真幸:そういうのもあった方がいいと思うんですけど、凱旋というわけでもないんで(苦笑)。しかも復帰戦とか言われていますけど、ちょっと試合間隔が空いただけで、わざと休んでいたわけでもないんで。新必殺技といっても総合ですから、何でしょう(笑)。新日本プロレスのLA道場で学んだものですから……、でも『道』の詩は毎日読んでいたんで、踏み出そうと、迷わず行けよと、迷わず後楽園のリングに行こうと思ってます。必殺技は無いですけど、今回の人はレスリングなので、タックルで倒されて下になったら完璧にまずいんで、そこを打撃で止めるのか、タックルを切るのか。そこをどうしようかなと。でかいし、力強そうな感じもするし。でも向こうでUFCも見に行きましたし、スポーツバーではPRIDEとかK-1とかHERO'Sも放送してるんで見に行って。UFCヘビー級の大逆転とか格好よかったなとか。

カシン選手からアドバイスとかは?
河野真幸:何も。気をつけて帰れよぐらいで(笑)。藤田さんとも一度会ってご飯を食べました。お世話になりっぱなして。マルコ・ファスの道場は行動範囲外で、1時間半ぐらいかかるから行ってないですけど。やはり初心者のドライブは怖いですから(笑)。それでPRIDEで美濃輪さんを見て、美濃輪さんが日本の国旗をマントみたいにしてたんで、俺も真似しようと思ってPCボンバーの旗をもらってきました(笑)。日本の国は背負えないけど、あの会社なら勝手に背負わせてもらおうかと(笑)。まあいろいろありますから。ただでさえ帰って来てることを誰にも言ってないんですから。『もうすぐ試合だね』って電話をもらうと、全部に前日計量の日に帰国しますと言ってるんで(笑)

試合後は、またLA道場に?
河野真幸:それはどうしようかなと。ロスもいいですけど、地球は広いんで他の国も面白いかなと。今しかできないことだと思うんで、いろんなところに行くのも面白いなと。どこに行っても勉強になると思うんですよ、僕は何もないから。だからLAだけじゃなく、他の国でも練習できる環境があったらいいなと。

空位になったスーパーヘビー級王座を狙いたいとのことだが?
河野真幸:狙うというか、同じ日にヘビー級のトーナメントをやってるけど、スーパーヘビーも空いてるなら、僕もスーパーヘビーだし、チャンスがあれば欲しいですね。ただランキングにも入ってない僕が何を言ってるんだと(苦笑)。でもランキングに入ってるのが、あまり日本に来ない選手とかが多いので。自分がしょっちゅう試合をして、結果を残せば必然的にそういう話になるんじゃないかなと。それは目標の一つではあります。プロレスラーが最初に取るのが総合のベルトというのもいいかなと。チャンピオンになったら面白いですよね。

プロレスは気になる?
河野真幸:やっぱり道場が道場だったんで、身近にルチャの教室やプロレスの練習を見たりすると。やっぱりWWEとかも見ましたし、道場の人が出るインディーみたいな試合とかも見に行ったし、やっぱりプロレスはいいなってなりました。でも今はできないな、総合をやっているからと。

今は総合一本?
河野真幸:そうですね。ケガが無ければドンドン試合しようというのが、今年の目標ですから。4月まで充電したんで、ケガさえなければ毎月でもというか、月2でも。モチベーションさえしっかりできれば、殴り無しの試合でもいいし。何でもやってみよう、チャレンジしようと。試合をいっぱいしたいという感じです。

ベルトを取るまでは総合?
河野真幸:取ったら取ったで、取りましたじゃあプロレスやりますってわけには行かないじゃないですか。取ったら責任がありますから。でも誰かに勝つとか、ベルトを取るとかじゃなくて、自分が納得するまでやりたいです。よしプロレスやろうと言えるように。また総合休んでプロレスするとなったら、総合やりたいと言い出すと思うんで。ずっと総合の練習をやってるけど、やっぱり面白いです。つらいけど面白いみたいな感じで。ボクシングジムでもトレーナーに付きっきりでやってもらって、パンチを習ってきたし。今回はレスリング勝負だとあっさりやられると思うんで、殴らないと。スタンドを大事に、殴られたら殴り返すというのを意識して、倒されたらすぐに立つということをしないと。あとはその場にならないと、何をするか分からないですね。もしかしたら飛びつき十字をするかもしれないし、卍固めとかシャイニング・トライアングルとかも。

プロレス技も狙う?
河野真幸:スキあらば(笑)。シャイニング・トライアングルは間近で見ました。教えてはもらってないけど、遠目に。基本的に僕は全部盗み見です。武藤さんの技も、川田さんの技も(笑)。スキあらばプロレス技も出したいです。出ないと思いますけど、スキは無いと思います(小声で)。今回は第1試合、次の日にはHERO'S、5日にはPRIDEがありますから。ゴールデンウィークの1番目なんで、遅れて見逃した人に後悔させるような試合をしたいと思います。勝つ、負けるの他に