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今の感想は?
北岡悟:勝つと嬉しいものですね。田中選手に勝った時よりももっと…。その前の試合で負けているからっていうのもあるんですけど、自分で課題としてやれたんで、すごい納得していますね。勝てただけっていう試合ではないです。

それはどういったところが?
北岡悟:シンプルにプレッシャーをかけてタックルをとれたってことですね。技術的にはガードの構えとか、重心の置き方とか。ビデオを見ないとわからないんですけど、ずっと練習して苦労していたところ。井上戦からスランプだったことが試合で克服できたんですごい納得はしています。

スランプって意味合いで言うと、ここのところ硬い試合というか、背負いすぎている試合がちょっと多かった。
北岡悟:そうですか。そう言ってもらえると、なんか慰めてもらっているみたいですが(笑)、そうですね。なんかそういう意味では、前座に回ってリスタートなんで、全然重さはメインとかセミとかとは比べ物にならないですね。今日は後に佐藤さんであり、吉朗であり、近藤さんがあるので、その前ってことで繋げる形なんで、その後に出てくる人たちのプレッシャーとは違うので、今日はとりあえず重さを外して勝てたので、リスタートとしてはOKな感じはあります。次は上に戻っていくと思うんで、もっと強い相手とやっていくことになると思うんで、同じようにやれるかどうか。去年はこういう大会とかで結果を残したので後楽園でやらせていただいたと思うんですけど、2回やらしていただいて結果を出せなかったので。まぁ、今年11月にもう1試合、そこでも前座だと思うんですけどそこで結果を出して、来年後楽園のメインを張れる選手に戻りたいと思います。そこで勝てるようにしたいと思います。

そういう意味では自分の中のバリューを作り直す?
北岡悟:そうですね。流れももう一回引き戻したいと思います。この後にやるタイトルマッチで、自分から挑戦者に名乗りを上げるのは両者に対して失礼だと思うので、やらざるを得ない選手になるように…まぁ、井上選手とやったときも皆からやってくれって空気になっていたので、その状況をもう一回作るっていうことで…。石毛選手に負けて落ち込んでまた練習を作り直しているときに、頑張ればもう一回やれるだろうっていうおぼろげな気持ちだったのが、今日勝ったことでやれるんだろうなって確信に変わってきたので、あと1,2回いい形で強い選手とやって勝っていけば、そういう空気になっていくんじゃないかと思います。

具体的にステップボードになりそうな試合ってイメージできますか?
北岡悟:メジャー…っていう表現は変ですけど、メジャーを経験者との試合をしたいですね。

UFCとか?
北岡悟:UFC、PRIDE、武士道、HERO'S…を経験した選手と。やって勝ちに行きますけど、やる資格のある位置にいるとは思うので。逆に言えば、井上選手はHERO'S経験者だし。そういう選手とやりたいですね。結局コンディットは、後先になっちゃいますけどそういう力のある選手だって証明されたんで、今日の相手はケイジ・レイジでは1敗だけしているんですけど、ジーン・シュガーとやってて、五分だったけど怪我をして負けたって試合だったらしいので、そういうレベルの選手だと思うんで、そういう資格はあるんだなぁって思っています。だから、ちょっと会社と相談して、多分呼べるんじゃないかなぁって思います。あとは皆に興味を注いでいけるようなカードとやっていきたいと思います。いい試合で一本勝ちして来年につなげたいと思うので、11月ですね。注目してもらえる試合をしたいと思います。

他に言っておきたいことは?
北岡悟:周りに助けてもらったなって思います。練習仲間…ism、パラエストラとか、皆で合同練習もやったんですよ。すごいいい練習もできたと思います。昨日も勝ったし。繋げれたなっていう。個人的には次は八隅さんていう、この3人で仲良くやっているので。武士道、パンクラス、修斗で、全然繋がりはないと思いますけど(笑)、繋げたいなと思います。勝ったんで、胸張って先輩の尻を叩けます(笑)。