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12.02ディファ有明大会、12.10ディファ有明大会
志田幹、吉本光志選手公開練習

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12月2日(土)、12月10日(日)ディファ有明大会 公開練習
■ 日 時 :11月23日(木)
■ 出席者 :
・志田 幹(パンクラスP's LAB東京/フェザー級2位)※12月10日出場
・吉本光志(AJジム)※12月2日出場

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12.02ディファ有明大会 第2試合 フェザー級戦 5分2ラウンド
山澤勇紀
(スタンド)
icn vs icn 吉本光志
(AJジム)
10/25(水)後楽園ホール大会で村山トモキ(AJジム)と対戦し、現役のキックボクサーを相手に打撃でも打ち負けず、積極的に寝技を仕掛けていきプロ初戦を白星で飾った山澤。一方、7/28(金)後楽園ホール大会で裕希斗(U-FILE CAMP.com)と対戦し、強烈な打撃を武器に激しい試合を展開した吉本。 『全日本キックボクシング連盟』の現役ランカーから勝利を挙げた山澤と、同門の敵討ちに燃える現役キック王者の吉本が激突!
勝敗を決するのは、山澤のボクシングか?それとも、吉本のキックボクシングか?
パンクラス再登場となる両者による注目のフェザー級戦!
12.10ディファ有明大会 第1試合 フェザー級戦 5分2ラウンド
ランキング2位
志田幹
(パンクラスP's LAB東京)
icn vs icn 藤原大地
(パンクラス稲垣組)
6/6(火)後楽園ホール大会初代フェザー級王者決定トーナメントにおいてDJ.taiki(K.I.B.A.)と対戦し、打撃のコンビネーションで攻め立てた志田。一方、10/25(水)後楽園ホール大会で浅野倫久(KILLER BEE)と対戦し、僅か39秒、ヒザ十字固めで秒殺勝利を挙げた藤原。
フェザー級トーナメントで辛酸を舐めた志田が、勢いに乗る藤原からKOを奪い復活の狼煙を上げるのか?それとも、完全復活を果たした藤原が兄弟子のライバルから足関を極めるのか?
P's LAB東京出身の志田とP's LAB大阪出身の藤原による東西パンクラス同門対決!

普段お二人で練習されているんですか?
吉本光志:結構、広尾の道場で練習することが多くて、志田さんに教わりながら打撃のスパーとか寝技のスパーとかをやりながら。

吉本選手が総合をやるとなったときからそういうペースで練習しているんですか?
吉本光志:そうですね。

志田さんは練習してみて、吉本選手の総合格闘家としてのポテンシャルについてはどう考えますか?
志田幹:立っているときは凄い強いんで、立ちの攻防でスパーリングとかでも倒されそうになっていますし、後は総合始めて1年くらいしか経ってないので、まだ若いので続けていけばもっと強くなると思います。

特にここが凄い、っていうところは?
志田幹:立ちの打撃が素晴らしく、足元にも及びません。

逆に吉本選手は志田選手からどういうところを一番吸収して学んでいますか?
吉本光志:立っても寝ても凄いです。志田さん見ていると、背中の筋肉が物凄いですから。寝技とかになりたくねぇなって思いますね。

背中の筋肉っていうのはフィジカル的な面で?
吉本光志:単純に見たまんまなんですけど(笑)。

色んなキックボクサーの選手と練習していると思いますけど、志田選手はそういう選手にも負けてないと思いますか?
吉本光志:打撃だけでも全然負けてないですね。打撃でも学ぼうっていう志田さんも、「打撃を学んでやろう」っていう気持ちが凄い伝わってくるし。
志田幹:あんまり吉本さんの凄いところを言っちゃうと、対戦相手にバレちゃうからあんまり言えないんですね。

逆に、志田選手から見た吉本選手の寝技、吉本選手から見た志田選手の打撃っていう部分についてお互い一言ずつお願いします。
吉本光志:自分はここにたまに打撃を教えに来てたんですけど、志田さんはその時から本当に打撃を学ぼうっていう気持ちが強くて。凄いバランスがいいですね。キックボクサーのそれと比べても遜色ない。総合格闘技ってやっぱり本当に文字の通り色んな要素が入ってくるんで、自分の足りない部分を補おうって考えながら戦っているなあって。総合格闘技は考えながら戦うのもある意味必要かなって思うんで。特に軽い階級だから。志田さんは凄い考えながら戦っているなあっていうのが凄いあります。

志田選手から吉本選手に、例えば組み技だったり寝技についてはどうですか?
志田幹:根性があるし、力が強い感じですね。四つで組んでも、多分キックボクシングで言う首相撲のような技術を応用して、僕らでも組んでも振られちゃうっていうような力強さと、あとは寝技は本当に根性ですね。やっぱり根性が凄いなって感じですね(笑)。

なかなかタップしないとかそういう意味で?
志田幹:あきらめない根性が凄い。
吉本光志:それって大怪我に繋がる危ないものでもありますけどね(笑)。
志田幹:あの根性が大切です。

お互い、今回の仕上がり具合についてはいかがですか?
吉本光志:自分の方がちょっと試合が早いので、もう僕は来週くらいなんで、これから調整に入る段階で結構いい仕上がりですね。モチベーションは凄いあがっています。
志田幹:僕はこないだ試合が流れたばっかりで、調整はあの段階でもうできていたので、もう今は本当に早く試合をして、今まで練習してきた成果を出したいと思っています。

モチベーションがあがっていることに何か特別な理由はあるんですか?
吉本光志:いや、聞かれる前に一応言っておくと、別に村山さんのリベンジだとかそういう気持ちはまったく殊更なくて。やっぱり村山さんのケツは自分で拭いたほうがいいと思いますし。別に村山さんの弔い合戦だとかそういう気持ちは全くないです。自分個人として総合格闘技でもベストを尽くした戦いをやっていきたいし。パンクラスっていう団体だからお客さんに伝わる試合をどんどんやっていかないといけないし。そういう点であんまり村山さんのことがどうとかそういう気持ちは全くないし。強いて言うなら、村山さんがまた自分で再戦とかのチャンスを掴んでもらいたいというのがあるんで。年齢では先輩ですけど、デビューとしては僕の方が早いんで、村山さんにも肌で感じてもらったっていう気持ちがありますね。

この前のデビュー戦で、総合格闘技の面白さとか感じたっていう感じですか?
吉本光志:総合格闘技もなんか、新たにレスリングやってても面白いんですよね。体の厚みとかも、凄い増してくるし、凄いやりがいがありますね。ずっとキックをやってきましたけど、総合格闘技っていうのは本当に…キックで天狗になっていた部分もあるんですけど、総合格闘技をやってみると寝技をアマチュアの人に極められたりとかもするんで、新たな追求心がわいてきますね。総合格闘技でも来年はビシッと、実績…タイトルとか何か形になるものを取りたいですね。

そうなるとライバルになりますが…。
吉本光志:そこはまだ…(笑)。ぶっちゃけまだ実感がわかないです。

前回のデビュー戦を踏まえて、変わった部分やアピールしたい部分などはありますか?
吉本光志:打撃だけを見せるのもいいですけど、組んだりとか寝技の攻防とか…一戦一戦スキルアップしていかなければいけませんし、お客さんとか技術がわからなくても伝わるようにしないと。もちろん玄人の方にも伝わる、いい試合だって言われる試合をしたいんですけど、素人のまったく技術がわからなくても「あの人面白かったな!」って言われるような試合をしたいですね。10日はismの試合ってことになってますけど、2日は吉本の試合だって言われるように。2日の主役は俺って感じで。

対戦相手について印象はありますか?
吉本光志:ま、ボクサーって話ですけど、ストレートが結構入ってたかなって感じですね。あと…(小声で)お腹が結構タップンタップンなんじゃないかなぁ…(笑)。

そっちの方に目がいっちゃいましたか(笑)。
吉本光志:なんか凄い波打っているなあって。

そんな強敵じゃない?
吉本光志:村山選手に勝っているってことは一つのバロメーターにもなっているし、一戦見れたんでラッキーって感じですね。村山選手に勝っているって事はそれなりの選手だっていうこと。

主役は自分って事で、勝ち方とか内容とかに対する拘りは強いですか?
吉本光志:勝ち方とか具体的にコレだっていうのはアレなんですけど、ホントに1本取るなりKOするなりして、勝った後に相手に調子が悪かったって言われると嫌なんで、相手もしっかりベストな体調で来てもらって、二人でいい試合をしたいですね。俺が体調よくて向こうが悪かったら速攻で終わっちゃうかもしれないし。俺の試合が一番面白かったってなるように。

志田選手は次の対戦相手については?
志田幹:正直、僕の場合は胸を貸してあげるって感じで戦うんで。本当は、12月10日はism興行の中に僕が無理やり、どうしても今年あともう1試合やりたいって事で入れてもらったので、対戦順を見ると僕が第1試合で近藤さんがメインですけど、その対戦表を裏返すと僕がメインっていうことで、裏メインで第1試合から熱い試合を繰り広げたいですね。
吉本光志:1試合目から来てもらいたいですね。皆後半から来るから(笑)。
志田幹:本当に(笑)。
吉本光志:俺も2試合目だから早めに来てもらいたいですね。
志田幹:そうですね(笑)。

志田選手は胸をかすっていう気持ちで試合に臨むんですか?
志田幹:そうですね。まあ、僕もパンクラスでやってきて長くなってきたんで、藤原君はこのごろ頑張って勝ってきているんで、対戦相手としても不足ないってことで選んだんですけど、正直僕の方が強いと思うんで。試合になったら、彼がどこまで僕に食いついて来る事ができるのかなっていう。まあ、胸を貸してやろうかなって感じですね。

最近勝っているっていうのは気にならない?
志田幹:まあ、勝つときは勝つし、負けるときは負けるんで。

本人曰く、ランカーと早めに当たれてラッキーだっていう感じだそうで。
志田幹:ラッキーですよね。羨ましいです。藤原君はチャンスを貰ったと思っているかもしれないですけど、実力差を見せてやろうかなって感じですね。

志田さんのライバルである前田吉朗君の弟分っていうこともあって、そういう意識の部分でも見られることもあると思うんですけど。
志田幹:お客さんとしてもそういう見方もできると思うんで、そういう意味でも裏メインってことで面白いと思うんで、是非第1試合から見に来て欲しいですね。きっと、僕と藤原君は結構面白い試合になるんじゃないかと思うんで。

練習してきたものを出したいっていうことですが、何かこの試合のなかった期間で伸びた部分とかあるんですか?
志田幹:6月に負けてから自分の課題とか持って色々練習してきたので、全体的にトータルで上げてきたつもりなんで、試合の質を本当に高めていきたいなと。お客さんが見ていて飽きちゃうような試合はしないように、そういった意味でのレベルアップをしてきたつもりです。

総合を練習する上で、モデルにしているストライカーの選手とかいますか?例えばミルコとかシウバとか。
吉本光志:最近、『U.F.C.』ですか?『U.F.C.』を見るようになったんですけど、5分で終わんねぇなあって思ったら、あれ10分やってるんですね。すげぇなぁって思って。アホじゃねぇかコイツらって思いましたね(笑)。そういう感じで総合はちゃんと見てます。でも、見ても勉強になるところって結構有ると思うんですよね。見て覚えるタイプなんで。

その中で印象に残っている選手とかっていますか?
吉本光志:チャック・リデルとか強かったですね。見てて面白かったです。あと、誰かわからないですけど、10分5ラウンドとかやってるヤツがいて。顔とかボロボロなんですよね。
志田幹:気合と根性ですね。
吉本光志:スゲェなあって思いましたね。世界は広いなぁって。
志田幹:チャック・リデルなんかは日本だと本当に弱いんですけどね。
吉本光志:そうなんですか?
志田幹:アメリカに帰ると本当に強い。
吉本光志:そういう歴史俺全然わからないんですよ。でも、総合って教えてくれる梅木さんも言ってたんですけど、年々年を重ねるごとに総合の教科書も変わって来ているっていうか、教え方というか、見本も変わってきているから、これから先10年後にどういう形式になっているかわからないし、どういう勝ち方があるかも未知数だから、そういうところは凄い参考になりましたね。モデルにしている選手とかそういうのもテレビで見ている人は有名なアレですけど、一緒に練習していて志田さんや、ismの伊藤さんも一緒についてやってくれているし、梅木さんも凄い指導をしてくれて。凄いタメになっています。

お互い試合に向けてメッセージを送るとしたらなんと言いますか?
吉本光志:第1試合から行きますんで、いい試合をと言うか、俺も気合を入れるような、ism興行に繋がるような、志田さんの気持ちに繋がるような…志田さん、来ますか?(笑)
志田幹:当然行きますよ(笑)。
吉本光志:試合前だから休むかなって。
志田幹:いやいやいや、行きますよ。
吉本光志:繋げられるいい試合をしたいですね。2日は俺だっていう。

志田選手は?
志田幹:第1試合から熱い試合をするんで、見逃さないようにして欲しいですね。