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第13回『ネオブラッド・トーナメント』フェザー級 準決勝戦 5分2ラウンド
吉本光志
(AJジム)
吉本光志 vs 長谷川孝司 長谷川孝司×
(パンクラス稲垣組)
2R 3:06、TKO(レフェリーストップ)/スタンドのパンチ
■ 吉本光志(体重) セコンド:伊藤崇文
■ 長谷川孝司(体重) セコンド:稲垣克臣、前田吉朗
レフェリー:大藪吉郁
おめでとうございます。
吉本光志:ありがとうございます。

試合を振り返ってみていかがですか?
吉本光志:うれしいっていうより、ホッとしたっていう感じで。前の試合で本当は決勝に上がるつもりだったんですけど、もう1クッション入ったってことでやっぱり結構相手にじゃないですけど、精神的にやっぱりやりきれない思いって言うのがあって、自分自身との戦いに今日勝てたって感じなので。決勝に残らないと優勝できないので、これでやっとスタート台に立てるかなって感じがしますね。スタート台に立てる喜び。

試合のほう、1Rで少し危ない場面もありましたが、その辺は?
吉本光志:いつもちょっと見せ場は作る方なので、あそこでエンジンがかかったかなって感じですね。なんか、向こうも目つきで何かやってくるなっていうのがわかったんで、はい。まあ、ああいう風にピンチにも負けない精神力っていうのは、今までキックでつけてきたつもりなんで、あそこが僕の武器なんで、あそこからしっかり巻き返して勝てるっていう、そういう試合を…今日勝ててホッとしていますね。

ピンチの場面はどんなことを考えながら戦っていましたか?
吉本光志:いやあ、寝技って疲れるなあって思いながら。すげぇ寝技って疲れるなあって思いながら。腕がもうパンパンに張ってたなあ、って。寝技は疲れますね。まあ、キックじゃなくって総合って見方をすれば、ルールって色んな…もう本当にノールールに近いので、人間力としてはすごい成長しているっていうのはあるんで、やってて楽しいです。勝っているとモチベーションも上がるので。トーナメントに残っているっていうことはモチベーションも上がるので、やっぱり試合を通してどんどん総合力も強くなって、人間力も強くなりたいですね。

今回、短期間での再戦とかなり特殊な試合でしたが、今までの試合と心情的に違うものってありますか?
吉本光志:神経的には結構違いましたけど、すぐ再戦だし。結構、内容的には前の試合もそんな悪くないって言うか、俺は勝っていたって思っていたので。だけど、その心境の変化に対応できて、しっかり勝てるっていう、精神的にも成長しているなって思いますね。せっかく総合に出ているんだし、キックと同じような感じでやっていたら意味ないと思うんで。こういう変化もプラスに置き換えてやっています。

1R終わって、2Rいくときに何か変えようとか、どんな指示があったとかありますか?
吉本光志:まあ、倒されたら今の俺の寝技っていうのは、まだ…立ち技でどんどん出していかないと。まあ、変わらないですね。1Rもそれが失敗しただけで。2Rに立ち技をなんとか多くできたので。

相手が失速したと思うんですが、パンチが効いたんですか?
吉本光志:俺やっていると結構みんな先に失速していくヤツが多くて、いつもあんな感じなんですよね。だから、今日もあいつ失速したな、って感じで。スタミナ的にそんな自信はないですけど、ないことはないので。まあ、あそこで俺はキックでも勝っていたから、ピンチでも諦めない気持ちはずっと持っている。その差だと思いますよ。

決勝はどんな意気込みですか?
吉本光志:決勝はスタート台に立てたっていう気持ちがあるので、今日からしっかり決勝のことを。優勝しないとトーナメントに出る意味ないので。7月までは本当に集中して、自分のいい姿をリングで見せられるように。総合でもキックでも戦いは戦いなので、そういう精神的な面っていうのは出てくると思うので、そういう強さを見せたいと思います。必ず優勝するって決めて出たので、その自分自身との約束を果たしたいと思います。トーナメントって優勝しないと意味がないって最初から思っていたので。どのトーナメントでも優勝するヤツっていうのは絶対にすごいヤツなんですよ。優勝以外は負け。絶対に俺は優勝するって決めて出たので、まあ、そのスタートに立てたので嬉しいです。