： 現在のコンディションはいかがですか？
■ 藤井陸平：ぼちぼちという感じです。

： ケガなどは？
■ 藤井陸平：ケガは問題なく。

： 練習も順調ですか？
■ 藤井陸平：まぁ、そうですね。

： 4月の大会では見事、スピニングチョークで一本を極めましたが、噂では慧舟會さんの中でスピニングチョークが流行っているとか？
■ 藤井陸平：どうなんですかね(笑)

： 狙ってはいましたか？
■ 藤井陸平：練習で、あの形が多くて極まりも良かったから、セコンドが「得意！得意！」って言ってたんですけど、得意って何だよ！って思いましたね(笑)

： 最近、セコンドのアドバイスで「得意」って言葉は良く耳にしますね。
■ 藤井陸平：得意かどうかは分からないですけど、スピニングチョークには自信はついたかなって思いました。でも、最近は、練習仲間に警戒されて極まりがよくないですね(笑)

： では、スピニングチョークに変わる別の技は考えていらっしゃいますか？
■ 藤井陸平：上からも、下からも、ちゃんと出来るように練習はしています。

： 決勝大会用に新しく磨いている技はありますか？
■ 藤井陸平：そこまで、狙って出来るわけじゃないので、身体に任せて取りにいっているので。でも、出来たら一本を取りたいですね。

： 今度の決勝戦の相手が岩見谷智義選手になりますが、岩見谷選手の印象は？
■ 藤井陸平：やっぱり、大学でレスリングをやっていたので、タックルとか強力なのかなって思います。

： 岩見谷選手はレスリングをバックボーンに持つ選手ですが、そういったタイプの選手との対戦がいかがですか？
■ 藤井陸平：結構、タックルがしつこい選手は、あまり得意じゃないのかもしれないですね。佐藤光留選手と闘ったときに、自分、タックルされると弱いなって思いましたね。

： スタンドからグラウンドの攻防に移るというのは嬉しくないのですか？
■ 藤井陸平：むこうはタックルでテイクダウンを奪って、上から殴ってくるというタイプだと思うんですけど、寝技の攻防というか、自分の得意分野よりも、相手の弱いところで勝負していきたいですね(笑)

： 岩見谷選手と藤井選手ではリーチという部分で藤井選手有利かなと思うのですが、スタンドで仕掛けていきたい？
■ 藤井陸平：やっぱり、最初はスタンドから始まるので、自分から上手く距離を取って勝負できたら、打撃で勝負したいと思っています。でも、岩見谷選手もリーチ差というのは考えて、タックルなど接近戦で来ると思うので、そこを掻い潜られた時にどうしよっかなって思いますね。なので、一応、接近戦を想定した練習もしています。

： プランは出来ているわけですね。
■ 藤井陸平：まぁ、正直、いつもの試合はノープランなんですけどね(笑)試合には練習でやっていることというか、身体が覚えていることしか出ないと思っているので。

： 今回の大会では同じ決勝にヨシロックT選手（和術慧舟會A-3）、メインにはタイトルマッチで井上克也選手（和術慧舟會RJW）と大一番が続きますが、そういった事は意識されますか？
■ 藤井陸平：いや、あんまり意識はしないですね。ただ、みんなで勝って、笑顔で終われたら良いですね。

： 分かりました。では、最後に試合を見に来るファンの方にメッセージをお願い致します。
■ 藤井陸平：今回の試合は、勿論、勝たなきゃいけない試合だと思っていて、その中でも、あまり時間は掛けたく無いって思っています。格好良くて、良い試合というのは出来ないんですけど、ブサイクな試合の中でも凄みのあるモノを見せられたらと思います。そこにお客さんが歓声を上げて貰えるようなパフォーマンスを見せますので応援宜しくお願い致します。