大会前interview
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第1試合 日韓対抗3vs3先鋒戦 ライト級戦 5分2ラウンド
ランキング2位
伊藤崇文
(パンクラスism)
伊藤崇文 vs サジン・クォーク サジン・クォーク
(チーム タックル)
2/28(水)後楽園ホール大会でウマハノフ・アルトゥール(SKアブソリュート・ロシア)と対戦し、タックルから関節技を積極的に狙い、最後まで攻め続けた伊藤。一方、2000年4月横浜文化体育館大会以来、7年振りのパンクラス参戦となるサジン・クォーク。
第1回ネオブラッド・トーナメント優勝者の伊藤が、13回目を数えるネオブラ決勝大会で勝利を掴み取るのか?それとも、パンクラスで総合デビューを果たし、韓国『スピリットMC』を中心に活躍するクォークが7年越しの勝利を挙げるのか?
層の厚みが出てきたパンクラス・ライト級戦線で己の存在感を輝かすのはどっちだ!?
※マイケル・サ・ジン・クォーク選手のリングネームがサジン・クォークに変更となりました。
座禅に興味があると伺っていますが、メンタルトレーニングの一環ですか?
サジン・クォーク:座禅が日々の習慣であるように、私の精神トレーニングはトレーニングルーチンの一環です。練習前のストレッチの時や、朝食を取っているときなど、どのような場合でも自覚と集中力を養うために行なっています。もし、私がもっとよい仏教徒で、選手なら自然と出来るのですが、現在の私にはトレーニングが必要となります。

7年振りとなるパンクラスの出場が決まりましたが今の心境は?
サジン・クォーク:私は今回の試合をとても楽しみにしています。私は前回の試合から、選手としても人間としても成長し、進化していると感じています。私は、パンクラスで二度目の試合を組んでくれた事に、とても感謝していますし、その名誉に勝利で応えるためにも激しいトレーニングを行なっています。

4月大会を残念ながら怪我で欠場されましたが、現在のコンディションは?
サジン・クォーク:今は腫れとアザがありますが、一生懸命トレーニングしていますし、精神的にも最高です。リングに上がるのを楽しみにしています。

昨年12月にチェ・ムベ選手のセコンドとして、来日されましたが、チェ・ムベ選手の試合は刺激になりましたか?
サジン・クォーク:チェ・ムベは偉大な選手ですし、12月に彼が見せたパフォーマンスにとても満足しています。彼はレスリングスキルだけでなく関節技の技術を持っている事も披露しました。彼はとてもハードな打撃練習を行なっています。私は彼がいいパンチを打てるようになって感動しています。

チーム タックルではいつもどういった選手とトレーニングをしていますか?
サジン・クォーク:坂口(征夫)選手にKO勝ちしたチェ・ヒュンソクや若手の有望株のキム・ジェヨン、キム・ヘンギ、キム・ヒョンアン達と練習しています。柔術はチーム タックルのブラジル柔術インストラクターのベ・ヒョンウンから習っており、チェ・ムベは私にグレコローマン・レスリングを教えてくれています。

今回はパンクラスismの伊藤崇文選手との対戦ですが、伊藤選手の印象は?
サジン・クォーク:伊藤選手はパンクラス設立当初から活躍している素晴らしい選手です。伊藤選手は、自分より体重が何十キロも重い選手と闘ってきた事はすごい事だと思いますし、それだけではなく、自分より重い選手に勝利している事は素晴らしいことです。しかし、私は彼にとってライト級があっているのではないかと思います。
私は、パンクラスが伊藤選手のような素晴らしい選手と試合を組んでくれたことを光栄に思います。

パンクラスでの目標は?
サジン・クォーク:私のパンクラスの目標は今回の試合が全てです。私にとって伊藤戦はそれほど落とせない厳しい戦いになるでしょう。
チャンピオンになりたいと思っている方が、簡単に気がまぎれていいのですが。
チャンピオンになるという大きな目標は自分が集中し、一生懸命練習し、いい試合をすれば自然と見えてくるものだと思います。
もし、チャンピオンになる事に興味がないと言うと嘘になります。あんなにかっこいいベルトなのですから。
しかし、今は伊藤戦に集中しています。

今、一番自信のある技は何ですか?
サジン・クォーク:足への関節技には自信があります。私はもともとシカゴで関節技のスペシャリストであるトニー・チチーニー(ルー・テーズやジョシュ・バーネットも評価する米国キャッチレスリング界の風雲児)と練習し、そして、ハワイに移り住んだ時は、ブラジル世界選手権を全て足関で勝利したイーゲン井上と練習していました。最近ではロシアでサンボを習っていた韓国人たちと練習していますので、足へ関節技に関しては進歩しているし、自信もあります。

試合を見にくるお客さんにメッセージをお願い致します。
サジン・クォーク:昨年の12月と今年の4月に私たちチーム タックルを暖かく迎え入れてくれてありがとうございます。熱心なファンの皆さんが選手を応援している姿をみて感動しました。そんな皆さんの前で戦える事を楽しみにしています。