■ 坂本靖(株式会社ワールドパンクラスクリエイト常務取締役)：本日はお集まりいただき、ありがとうございます。今月、11月28日水曜日、後楽園ホール大会のメインイベント、昨年の12月の熱戦がもう一度観られるのかと思うと、非常に楽しみです。チャンピオンはパンクラス戦績10戦5勝3敗2分け。過去中西選手はSKの長谷川選手にも勝ったことあるし、SKキラーというか、相性がいいのかな、と。対する挑戦者竹内選手、非常に実力者で、パンクラス戦績16戦11勝3敗2分け。ここまでの実力者ながら残念ながらベルト奪取に関しては今一歩というところで涙を呑んできた。それが28日どうなるか、非常に楽しみな試合です。是非皆さんも期待してください。宜しくお願いします。

■ 竹内出：まず、4度も挑戦させていただいて、パンクラス関係者の方にお礼を申し上げます。なかなか何回もチャンスをくれるということはないので、今回本当に最後のつもりで練習してきっちり仕上げて当日を迎えたいと思います。

■ 中西裕一：まず、竹内さんに坂本さん、遅刻してすいませんでした。いつもここに来るとき遅刻が多いんですけど、反省しています。去年はラッキーで勝ったような部分があるので、今回はちゃんと勝ったって言えるようなハッキリとした決着をつけたいなと思います。

： 両選手、前回、昨年の戦いを経て、相手の選手にどういう印象を持ったのか伺いたいのですが。
■ 竹内出：とても強かったです。

： どういった部分で？
■ 竹内出：打撃もレスリングも寝技も全てこなしているなと思いました。僕と同じでシュートをやっていたので、穴はないなと思いました。
■ 中西裕一：そうですね。やっぱり、竹内さんは思ったとおりレスリングの強さが重みあるなと。今回も自分は対応するのはそこかな、と思います。

： 竹内選手、最後のつもりでという言葉が出ましたけど、今回のタイトルマッチは今までの3回と意味合いが違ってきますか？
■ 竹内出：まあ、どの試合も、タイトルマッチ以外の試合も絶対に勝つんだという気持ちで練習しているので、そういう意味では変わらないですけど、なかなか4回挑戦させてくれるということはないので、そういう意味では本当に挑む気持ちの上では違うと思います。

： 中西選手、前の試合からパンクラスの試合は今回で、タイトルマッチからタイトルマッチという形ですが、その相手が竹内選手であることの心境は如何でしょうか？
■ 中西裕一：思ったとおりでした。

： 竹内さんとまたやるだろう、と？
■ 中西裕一：それはもう絶対そう思っていました。

： それは判定が接戦だったということが気持ちとしてあるんでしょうか？
■ 中西裕一：竹内さんは他の全試合負けないだろうな、って思っていたので。タイトルマッチをやるんだったら絶対そうだろうな、っていうのは去年終わった時点で思っていましたね。はい。

： 両選手にお聞きします。今回の試合に向けて特別な練習が話せる範囲であればお願いします。
■ 竹内出：基本的にはどの試合でもすべてのことを強化しますけど、今回は5分3R動き回れるスタミナをつく練習をしています。
■ 中西裕一：去年はなんて言うんですかね、練習相手が本当にいなくて、本当にトレーナーの人と2人でずっと補強を中心にやっていたんですけど、それも頻度は補強よりも倒れそうなくらいやっていたんですけど、今回は体重に見合った練習相手がいるんで、結構いい感じの練習になってきているんですけど。

： 今練習されている相手は？
■ 中西裕一：ジムに重い人がいるんで、その人と。先月くらいまではKILLER BEEで、それはもう前からなんですけど、福田選手と3、4年くらい出稽古に出てやっていたんですけど、今回何か力さんがGRABAKAに移ったみたいなんで。練習できなさそうな感じなんですけど、その替わりにちょっと重い人と出来るようになったので。やっと理想の練習に近付いてきたかなっていうのはあります。

： 中西選手、竹内選手は定期的にパンクラスに参戦していますが、その試合をどう観ていましたか？
■ 中西裕一：こないだのラフィーク戦は観に行ったんですけど、はい。変わらないスタイルと強さでしたね。ま、自分よりちゃんと試合をしていたんで、パンクラスさんのほうで。自分なんかより偉いなって感じですね。

： 中西選手、先ほど「ハッキリとした決着を」と仰っていましたが、どのようにイメージされていますか？
■ 中西裕一：んじゃまあ、「KOで」って言ったほうがいいですかね。

： それを受けて竹内選手、いかがでしょうか。
■ 竹内出：KOされるつもりはありません。