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PANCRASE 2008 SHINING TOUR 1.30後楽園ホール大会
昇侍選手公開練習

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セミファイナル 初代ライト級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3ラウンド
ケージフォース初代ライト級王者/ランキング2位
ウマハノフ・アルトゥール
(SKアブソリュート・ロシア)
ウマハノフ・アルトゥール vs 昇侍 ランキング3位
昇侍
(KIBAマーシャルアーツクラブ)
ウマハノフが2冠王に輝くのか?それとも昇侍がそれを阻止し、ウマハノフを初めて破った日本人として初代王者に輝くのか?打撃を得意とする両雄による熾烈な一戦が始まる!
■日時:1月21日(月)17:30〜
■場所:P's LAB東京
■参加選手:昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)、ランボー松風( KIBAマーシャルアーツクラブ代表)
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初代ライト級王者決定トーナメントがなくなってタイトルマッチとなりましたが。
昇侍:僕もトーナメントをやるという事で、それに向けて調整していたんですけど、トーナメントがなくなっていきなり対戦したかったウマハノフ(・アルトゥール)とタイトルマッチという舞台でやらせて頂けるという話がきたので喜んでいます。僕にとってはすごくラッキーな話なんでぜひものにしたいっていう気持ちでいっぱいです。

ウマハノフ選手の印象は?
昇侍:打撃の選手でパンチが強いっていうイメージを持っている人が多いと思うんですけど、どっちかと言ったらレスリングの選手でテイクダウンをしてそこから殴っていくタイプの選手だと思うんですよ。そういう選手は打撃の選手じゃないと思ってるんで、打ち合えば全然勝てると思ってますね。

ウマハノフ選手と自分を比べてみて、どこが勝っていてどこが相手のほうが強いと思いますか?
昇侍:総合力からみれば現時点では僕のほうが勝っているかなと。組んでからの力、レスリング力は向こうのほうが上かなと思います。スタンドでは僕も負けてないと思っていますし、一発の力も五分だと思っているんで「来るなら来いよ」って感じですね。

昇侍選手のモットーである「KO魂」で試合に挑む?
昇侍:もちろんです。僕と対戦するまで日本人無敗という記録を保持してきてくれた事が嬉しいですね。それを今回僕が破る為に最高の場を頂いたんだと思っています。判定で勝っても意味がない相手だと思っているんで、きっちり決着をつけます。1月30日は日本人無敗の最強ロシア人・ウマハノフが日本人によってパンクラスマットに沈む日だと確信しています。
ランボー松風:以前SKアブソリュートの松本(天心)代表が、ウマハノフに勝ったら懸賞金を出すと言っていたんですが、今回もぜひお願いします。昇侍は絶対に勝ちますので。自分の考えではウマハノフ選手の1番の強さは幻想だと思うんですよ。みんなの「ウマハノフ選手は強い」という思い込みのほうが強いかなと。昇侍は打撃の選手のほうが有り難いくらいなんで、恐さはないんで逆に打ち合ってくれるほうが嬉しいですね。

ウマハノフ選手を破る対策として、どのような部分を強化してやってきたんですか?
ランボー松風:全部です。

懸賞金をかけてほしいという事でしたが、かかると思いますか?
昇侍:はい。お金稼ぐ為に生活かけて格闘技やってるんで、多ければ多い程嬉しいですね。「日本人は身体能力で外国人には勝てない」とよく聞くんですけど、僕はそういう風には全然思ってないですし、何よりも日本人は強い心である「大和魂」を持っているじゃないですか。その魂はどの国のどんな外国人にも絶対負けない強い心だと思うんですよ。だからその大和魂を見せ付けます。
ランボー松風:昇侍とウマハノフ選手ってスタイルが似てると思うんですよ。もしウマハノフ選手が昇侍に勝った場合、昇侍は「日本のウマハノフ」を名乗りますので、もし昇侍に負けた場合、ウマハノフ選手には「ロシアの昇侍」を名乗ってほしいですね(笑)外国人だけで優遇されてる部分って絶対あると思うんですよ。実際ウマハノフ選手は日本で飯田(崇人)選手や宮崎(裕治)選手を相手にすごい試合をしましたけど、昇侍もデビューからの3戦は、3戦連続KO勝利ですから。そういう部分でも昇侍のほうが1コ上なんで(笑)あと懸賞金の事なんですが、2月下旬からジムをオープンする事になってお金が足りないんで、懸賞金をかけて頂かないとジムのオープンのほうが・・・ちょっと色々あるのでぜひお願いします!

「KIBAマーシャルアーツクラブ」と改名しての第1戦目がタイトルマッチですね。
ランボー松風:そうですね。これで昇侍がチャンピオンになれなかったら普通のジムですけど、チャンピオンになったらチャンピオン在籍ジムになるじゃないですか。それ一つで全然変わりますよね。
昇侍:チャンピオンになって「パンクラスのチャンピオンがいるジム」って事でジムが繁栄したらなと思いますね。

初代のベルトですが、それに関しては?
昇侍:めちゃくちゃモチベーションに繋がっていますね。日本でできた歴史ある格闘技団体パンクラスの初代のベルトを巻けるチャンスが与えられたという事はとても光栄な事ですし、海外勢に絶対渡したくないですし、やっぱりパンクラスのベルトは日本人が巻くものだと思っているんで、僕の格闘技人生をかけて試合に挑もうと思っています。
ランボー松風:非常に運が良いですよね。2,3代っていうのは10年20年たつと忘れられちゃうじゃないですか。でも初代は絶対に忘れられないんで。それに本来ならタイトルマッチはやらせて頂けなかったと思うんですよ。それが昇侍に回ってきて、その時点で運で勝っているじゃないですか。だから今流れは昇侍にきてますね。
坂本靖常務:ウマハノフ選手がデビューしてきた頃に「ウマハノフとやらせてほしい」って言ってきたのは、昇侍選手が初めてですね。あの頃はみんなウマハノフにビビってましたね。
ランボー松風:自分は見た瞬間に「ウマハノフ選手と昇侍の相性はピッタリだ」と思いました。
昇侍:松風さんは「すぐにでもやるぞ」って感じで、僕もやる気ではあったんですけど、ちょっと考えてみたらウマハノフは確かに強いから、僕とやるまでちょっと泳がして他で実績を作ってもらってからやったほうがおいしいかなって思ったんですよ。そしたらそんな感じで試合が決まったんで、本当に僕は運があるなと思いました。

今回から階級が変わりましたが。
昇侍:僕は普段68,69kgぐらいの体重なんで、体重が上がると若干不利にはなるんですけど・・・70kg前後の階級っていうのは、世界でも脚光を浴びてる階級じゃないですか。1,2kg体重が変わったぐらいでそれを理由に勝てないっていうんだったら先は見えて来ないので、特に気にしてないですね。

最後に試合を見に来るお客さんに向けてメッセージをお願いします。
昇侍:1月30日は日本人無敗の最強ロシア人・ウマハノフが日本人によってパンクラスマットに沈む日です。命かけて闘うんで、応援宜しくお願いします。