■日時：1月29日(火)計量終了後
■場所：P's LAB東京
■参加選手：ウマハノフ・アルトゥール(SKアブソリュート・ロシア)、昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)

■ 坂本靖常務：PANCRASE 2008 SHINING TOUR の初回興行は30日から始まります。パンクラスは2008年から階級変更を行ないまして、新たにバンタム級・フライ級を追加しました。これによってパンクラスの階級は無差別級からフライ級までの9階級できたんですが、実は現在正規王者として決まっているのは3階級だけなんです。その3階級はご存知の通り無差別級のジョシュ・バーネット選手、ミドル級の竹内出選手、フェザー級の前田吉朗選手なんですが、それに明日ウェルター級とライト級のチャンピオンが決定して計5階級の王者が出揃います。その中でセミファイナル 初代ライト級王者決定戦 ウマハノフ・アルトゥール選手 対 昇侍選手の試合が行なわれるわけですが、ウマハノフ選手が王者になるとすれば、初代の外国人王者で言えば無差別級のウィン・シャムロック選手、ミドル級のネイサン・マーコート選手に次ぐ王者になります。昇侍選手が勝った場合はウマハノフ選手を初めて倒した日本人になりますので、非常に高いモチベーションで明日に備えてきたと思います。メインイベントに負けないようなセミファイナルの試合を期待しています。

■ 昇侍：明日は最高の舞台で最高の相手と初代ライト級キング・オブ・パンクラシストのタイトルを賭けて闘うわけですが、絶対に勝つという気持ちを持って闘います。僕はこの試合に全てを賭けるつもりです。全人生を賭けて、例え明日で選手生命が終わっても構わないというくらいの決意を持って、タイトルに望んで王者になりたいと思います。

■ ウマハノフ・アルトゥール：試合前に多くは語れないです。明日全部見せますので楽しみにしていて下さい。

： ウマハノフ選手にお伺いしますが、昇侍選手の試合や映像をご覧になった事はありますか？
■ ウマハノフ・アルトゥール：何も見た事はないです。僕にとって相手を調べる事は重要ではないんです。明日試合をすればそれでわかると思います。今までもそうでした。

： 日本人相手に負け無しという部分をどう考えていますか？
■ ウマハノフ・アルトゥール：どんな対戦相手にも負けるという気持ちを持った事がありません。ちょっとでも弱い気持ちになったら負けてしまうので、そういう気持ちを持たないように闘っています。なので日本人相手に負け無しという部分は特に意識してないです。

： 昇侍選手にお伺いしますが、ウマハノフ選手を目の前にして現在の心境は？
■ 昇侍：今日の計量の事も明日の試合の事も全てイメージしてきた事なので、意外と落ち着いていますね。

： 格闘技人生を賭けて望む相手が、昇侍選手の事を全く研究していないと言っていますが、その部分についてどう思いますか？
■ 昇侍：それはそれぞれ自分のスタイルがあると思うんで。僕もそこまでビデオを見たわけではないですし、ある程度のイメージさえあればあとは自分のスタイルを出して闘うだけなんで、特に気にしていないです。結果次第で全てわかると思います。

： 両選手にお伺いしますが、最終的にどのような形での勝利を考えていますか？
■ 昇侍：タイトルマッチなのではっきり勝負を決めないと自分もそうですし周りも認めてくれないと思うので、KOで決着を付けようと思っています。
■ ウマハノフ・アルトゥール：判定まではいきたくないので、早めに決着を付けます。

： 坂本常務にお伺いしますが、初代王者決定戦がパンクラス所属選手ではないという部分をどう感じますか？
■ 坂本靖常務：選手層の拡大であり、嬉しい事だと思っています。もちろんパンクラスの選手がタイトルに絡んできて面白い試合をしてほしいという気持ちはあります。15年間色々やってきて、どんどん他のチームや団体の選手にも認められて、パンクラスに上がりたいと思って選手が来てるんだなという事を改めて感じました。