update:10.03
PANCRASE 2008 SHINING TOUR 10.01後楽園ホール大会
一夜明け会見

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■日時:10月2日(木)16:00~
■場所:P'sLAB東京
■参加選手:大石幸史、金井一朗、川村亮
坂本靖常務取締役:昨日に引き続きお集り頂いて、ありがとうございます。私の両脇にいるismの3選手が15周年記念興行第1弾を見事に飾ってくれたので、今日はいつも以上に気持ちのいい一夜明け会見を向かえることができました。昨日の大会を総括させて頂きます。

■第3試合 AB×マキシモ・ブランコ
AB選手は、ネオブラ準優勝者で下からの攻めが上手い選手ですので、たとえ上を取られたとしても下からどう狙ってくるか、対するマキシモ選手がどう対応するのかと思っていたんですが、前回に次ぐバスターで今回はきちんとKOで締めてくれました。次の対戦相手はネオブラを越えて、ある程度キャリアのある選手との試合が面白いんじゃないかなと思いました。

■第4試合 裕希斗×川名蘭輝
ドローという結果でしたが、個人的には判定で1ポイントを奪っている川名選手の勝ちだったかなと。ZSTさんいわく、ZSTルール以外でも対応出来る選手が他にもいるということなので、どんどん試合を組んでいきたいなと思っています。

■第5試合 久松勇二×佐藤豪則
佐藤選手の技術力が非常に上がっていて、大ベテランの久松選手からフルマークの3-0で勝利しました。第5試合という位置づけではありましたが、非常にいい内容の試合だったと思います。

■第6試合 金原弘光×金井一朗
約1年半という長い長い欠場を経て、金原選手という偉大な選手相手に復帰戦となった金井選手ですが、きっちりと勝ってくれました。試合内容も100点満点だし、こうやってパンクラスのリングに戻ってきてくれて、本当に嬉しいですね。これから、どんどんパンクラスミドル級を盛り上げていってほしいです。

■セミファイナル 大石幸史×小谷直之
ZSTのエースと言われている小谷選手を、新・大石スタイルできっちり完封してくれました。前回のタイトルマッチでの云々を、払拭できた試合だったと思います。

■メインイベント KEI山宮×川村亮
川村選手が試合内容も試合結果も素晴らしく、非常にいい形でメインを締めてくれました。試合は対戦相手がいて成り立つもので、リング上で川村選手も言っていましたけど、KEI山宮選手とのタイトルマッチだったからこその試合内容だったと思います。山宮選手は96年にデビューしましたから、12年も選手として活躍しています。でもまだまだやれるな、頑張れるなと思いました。GRABAKAに移籍しましたけど、山宮選手なりのパンクラス愛を非常に感じて、それを受けて川村選手はそれ以上のパンクラス愛で返した試合だったと思います。

15周年記念興行第2弾は約3週間後ですけど、伊藤(崇文)・アライ(ケンジ)・鳥生(将大)、あるいはP'sLAB所属の本田(朝樹)・五十里(祐一)が傷だらけの顔かもしれないですけど、一夜明け会見で今日のように並んでもらいたいですね。いい流れで次の興行に繋げられた、15周年記念興行第1弾だったと思いました。
金井一朗:昨日の試合は、何とか勝つことが出来ましたが課題が見えた試合でした。怪我はなかったので、次の試合までにその部分を修正してもっといい試合を見せたいと思います。とりあえず今回はパンクラス勢のトップバッターとして、勝てて次に繋げることが出来たのでよかったです。
大石幸史:一夜明けると気が緩みすぎて何も覚えてないんですけど、勝ててよかったなということくらいですかね。前回この3人で出た時は、金井が勝って、僕が負けて、川村も負けたんで、金井が勝った時に「俺がこれで出て行って負けたら、川村も負けるんかな」って思っちゃったんですけど(笑)、本当に勝ててよかったです。
川村亮:大石さん・金井さんと試合に向けて一緒に練習を積めたことが、すごくありがたかったし、印象に残ってます。その結果として、キング・オブ・パンクラスのベルトを手に入れることが出来ました。
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川村選手にお伺いします。これからは追われる立場・狙われる立場になりますが、その辺りに関しては?
川村亮:そういうのは全く考えてないです。誰が僕なんかを狙うんだ?っていう気持ちもありますし、狙ってきたとしても、それをまた狙い返すくらいの気持ちでいますね。そうじゃないと面白くないじゃないですか。もちろん、パンクラスとベルトは僕らのものにしていかないといけないので、手放すつもりはありません。全階級パンクラスismで制覇したいです。(隣の大石選手を見て)お願いします。
大石幸史:…え?セコいな~。
一同:(笑)。

王者として、どのように防衛戦を展開していきたいですか?
川村亮:このベルトを狙いにくる人がいるのであれば、それは受けます。昔からベルトはそういう風に回ってきたので。狙いにくる人に関しては全て、逆に僕が狙いにいきます。

無差別級のベルトを取り返したいという気持ちは?
川村亮:ライトヘビー級のベルトというのは、僕が小学生の頃に初めて見たベルトではないんですよ。僕は無差別級のベルトを1番最初に見て憧れていたので、伝統あるベルトにはもちろん興味があります。

理想の王者像は?
川村亮:特にないですね。強いていうなら輪島功一ですかね(笑)。取られたら取り返してっていう。

3選手にお伺いします。次の目標を教えて下さい。
金井一朗:特に誰とやりたいっていうのはないんですけど、パンクラスのミドル級を盛り上げる為には、やっぱりパンクラスismの選手が上にいかなきゃいけないと思うので、それが目標ですね。

竹内出選手と近いうちに戦いたいという気持ちはありますか?
金井一朗:う~ん…すぐにやりたいという気持ちはないですけど、勝負できるところまで上がっていきたいと思ってます。

大石選手お願いします。
大石幸史:一夜明けでは何も考えたくないというのが、正直な気持ちではございますが(笑)、昨日も勝ったんでこのままいい流れでいければな…みたいな。そんな感じですね。

一度流れたタイトルマッチについて、今はどんな心境ですか?
大石幸史:…流れちゃったなっていう感じですよね、ホントにもう残念ですよ~(苦笑)。ホントにその話はもう辞めましょうって感じですよね…。またチャンスが来れば、気持ち新たに挑戦したいという気持ちはもちろんありますよ。

川村選手お願いします。
川村亮:大石さん・金井さん・僕はパンクラスismの中では若手というか、若い世代じゃないですか。だから下からの突き上げというか…
大石幸史:俺、31やから。
川村亮:あぁ、そうですか(汗)……まぁ、そういうのもありますけど、その中で僕ら若い世代がどんどん突き上げてパンクラスを変えていって、僕らのパンクラスにしていきたいという気持ちがあります。次の15周年記念興行第2弾で、タイトルマッチではないですけど暫定王者と鳥生が試合をしますので、是非とも勝ってこの流れを繋げていってほしいと思ってます。そうやってどんどん下から活性化させて、パンクラスをよりいいものにしていきたいですね。

12月にism興行がありますが、その辺りの出場希望等聞かせて下さい。
金井一朗:im興行は1回目しか出れてないんですけど、今回は怪我もないんで出たいと思ってます。相手の希望は特にないです。
大石幸史:僕は今は何も考えたくないんで、考えてはいません。まぁ、出る方向なのかなっていう感じで…考えていないっていう感じです(笑)。
川村亮:ismの選手が出ないとism興行じゃないんで、出来れば全員で出たいですね。本当に勢揃いで最初から最後までismにしたいです。難しいとは思いますけど、そういう願望はありますね。

坂本常務にお伺いします。3選手の言葉を受けて、マッチメイク等今後の展望を教えて下さい。
坂本靖常務取締役:いいんじゃないですか、はい。
川村亮:何がいいんですか(笑)!?
坂本靖常務取締役:確かに(笑)。金井選手は今回2ラウンドだったんですけど、次は3ラウンドでランカーとなのかランキング戦なのか分からないですけど、そういう重みのある試合になるでしょうし、大石選手はベルトへ、そして川村選手は防衛戦の相手を僕のほうで探していく形になると思います。でも、どのような試合になっても、この3選手ならやってくれると信じています。

先程、川村選手が無差別級のベルトに興味があると言っていたことに関しては?
坂本靖常務取締役:考えられないことはないんですけど、その辺は関係各位と相談しつつ前向きに対処していきたいと思っております。