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PANCRASE 2009 CHANGING TOUR 2.01ディファ有明大会
ライト級タイトルマッチ カード発表記者会見

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■日時:1月10日(土)16:00〜
■場所:フランス料理「オテル ドゥ キタオカ」
坂本靖:新年明けましておめでとうございます。パンクラス チェンジングツアーは2月1日(日)ディファ有明大会からスタートします。そしてその新年初回興行から、タイトルマッチが組めたということを、非常に嬉しく思っています。基本的に、今後のチャンピオンの試合は、常にタイトルマッチという形で運営していきたいなと思っています。では、決定カードを発表させて頂きます。

ライト級キング・オブ・タイトルマッチ/5分3ラウンド
井上克也×花澤大介13

この2人は、お互いパンクラスで15戦ずつ戦っています。井上選手は11勝2敗2分で、7割以上もの勝率を誇っています。先日五味隆典選手を秒殺した北岡悟選手からは、不戦勝を除けば2勝1分なので、もっともっと評価されていい選手だと思っています。今回の北岡選手の勝利で、井上株も上がっているのではないでしょうか。対する花澤選手は6勝5敗4分で、勝率は4割ではあるんですが、ここ6戦は4勝2分と負けなしで来ています。遅咲きタイプの選手ですね。この試合がディファ有明大会のメインイベントになる予定です。

その他にも、高阪剛代表おすすめの鈴木槙吾選手のデビュー戦、ファイトスタイルは高阪代表の教え子らしく、寝ても立ってもOKで色々な引き出しを持っている選手です。伊藤崇文×AB戦は、新旧ネオブラ王者対決となります。マルロン・サンドロ選手と激戦を繰り広げた滝田J太郎選手は、またも強豪外国人選手との試合になります。江泉卓哉×二之宮徳昭戦は、両者試合で全て出しきるタイプなので、個人的にもすごく好きな選手です。お互い打撃を得意としていますので、どの方が見ても楽しめる試合になると思います。皆さん、是非ご期待下さい。

井上克也:花澤選手とは一度対戦していて何とか勝ったんですけど、強い選手なので、負けないように頑張りたいと思います。

花澤大介13:総合格闘技道場コブラ会の花澤です。今回、このような機会を与えて頂いたパンクラス並びに関係者の皆様に、本当に感謝しています。ありがとうございます。正直、僕ではちょっと役不足かなという感じはするんですが、せっかく与えて頂いたチャンスなので、何とかものにしたいと思います。対戦相手の井上選手の印象ですが、よく大会等で一緒になった時に話をさせてもらうのですが、本当に好青年で感じのいい人だなとは思っています。ただ、試合内容に関しては、前半戦は相手の様子を見てというか、相手が疲れるのを待ってという感じで、あまり潔い戦い方ではないなと思っています。自分も以前D.O.Gでそれをやられて井上選手の作戦は分かっていますので、僕は挑戦者らしく潔い戦い方をして、その上で死んでも大阪にベルトを持って帰りたいと思います。
※花澤選手は大阪在住の為、ビデオレターにてコメントを頂きました。
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花澤選手には、どのような印象をお持ちですか?
井上克也:前回のマキシモ(・ブランコ)戦を見て、改めて粘り強いなという印象を受けました。前回対戦した時は、1,2ラウンド目がすごく強かったです。でも3ラウンド目でスタミナが切れてくれたんで、逆転勝ち出来たんですよね。だからスタミナがアップしてると、ちょっと苦戦するんじゃないかなと思ってます。油断出来ない試合ですね。

ビデオレターで「潔い戦い方ではない」と言われていましたが、それに対して思うことは?
井上克也:花澤選手の言っていることは外れてないと思います(苦笑)。自分も本当は最初からいきたいけど、なかなかいけないっていうのがあるんで、そろそろ自分からいけるように頑張っていきたいと思います。

そういうのは、井上選手の中で作戦としてやっているんですか?それとも自然に?
井上克也:作戦というか、性格というか…最初は、結構見ようと思ってます。それで相手の隙を探したり、疲れてきた所を狙っていこうと思ってますね。だから作戦と言えば作戦です。

そういう戦い方を「潔くない」と言われるのは、腹立たしかったりしないんですか?
井上克也:大丈夫です、勝つんで。

12月にタイトルをとって2月に防衛戦ということで、かなりスパンが短いですが。
井上克也:12月のダメージがほとんどなかったし、普通に練習もしてたので受けました。初めての防衛戦なので、嬉しいというか緊張してますね。防衛してこそ強いチャンピオンなので、出来るだけ多く防衛したいなと思ってます。

先日の北岡選手と五味選手の試合を見て、何か感じたことはありますか?
井上克也:北岡選手、強いなって思いました。去年対戦した時に、組技が強くなってたんですよね。それで戦極でも、そういう自分のスタイルを貫いているんで、すごいなと思います。勝ってくれて自分もやる気が出ましたし、かなり刺激になりました。変な感じですけど、自分自身の自信にも繋がったと思います。自分はパンクラスのチャンピオンで、北岡選手はパンクラスの所属選手なので、僕がずっとパンクラスのベルトを防衛していれば、いつか向こうから「やろう」って来るんじゃないかなと思ってます。

坂本さんにお伺いします。先程「チャンピオンの試合は全て防衛戦にしたい」とお話していましたが、具体的な考えを教えて頂けますか?
坂本靖:チャンピオンは防衛してこそチャンピオン、だからこそベルトの価値も上がるじゃないですか。パンクラスとしても、ランキングを活性化させていきたいですし、そのチャンピオンと一緒に進んでいきたいなという思いもあります。チャンピオンや現ランカーの顔見せ興行というのがないように、常にチャンピオンになったら使命を持って戦ってほしいという思いを込めて、今年からはそういうテーマを掲げてやっていこうと思っています。