update:12.09
PANCRASE 2009 CHANGING TOUR 2.01ディファ有明大会
カード発表記者会見

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■日時:12月8日(月)一夜明け会見終了後
■場所:P'sLAB横浜
坂本靖:2009年チェンジングツアー第1弾は、2月1日(日)ディファ有明からスタートします。その第1弾カードである3カードを発表させて頂きます。

■アライケンジ×金原正徳
このカードに関しては、後ほど皆さんのほうから色々質問してあげて下さい。
■本田朝樹×窪田幸生
チーム坂口道場の窪田選手という言い方は、しっくり来るような来ないような…。もちろんご存知だと思いますが、窪田選手は元パンクラシストです。約5年振りにパンクラスに上がってくれるということで、どう変わったのか、そこを本田選手がリング上で受け止めてくれると思います。
■大堀竜二×佐藤豪則
佐藤選手は最近昇り調子ですし、大堀選手も近藤(有己)選手との試合以降、打撃に重点を置いてやっているということで、非常に楽しみな一戦です。

伊藤崇文選手と五十里祐一選手も、出場予定となっております。まずは3カードを発表させて頂きましたが、これは自信を持ってお送りするカードです。本戦は7試合を予定しており、来週くらいには全カードを発表したいと思っています。
金原正徳:ZSTの選手としてパンクラスさんのリングに上がらせてもらって、本当に感謝しています。前回DEEPさんのほうで不甲斐ない試合をしてしまったにも関わらず、パンクラスさんのほうでお声をかけてもらい、しかもトップ選手であるアライ選手と試合ができることを嬉しく思っています。モチベーションを上げて、今まで練習してきた成果をぶつけたいと思っています。アライ選手とは何回か練習をしたこともあるし、試合も見たことがあるので、お互い知り尽くしていると思うので、あとはぶつかり合うだけです。よろしくお願いします。
アライケンジ:自分が初めて金原選手の試合を見たのが、たぶん小谷(直之)選手との試合なんですけど、その試合を見た時にすごく勢いがあって強い選手がいるなと思いました。それで今年に入って何回か練習をした時に、あの時受けた印象と同じで一緒にスパーリングをするのが楽しかったんです。だから坂本さんに「金原選手と試合できないですかね?」って、ずっとラブコールをしてました。それで縁があって今回組んで頂いたので、本当に坂本さんと金原選手に感謝しています。
坂本靖:いやいや(照)。
アライケンジ:…いや、そんな言うほど感謝してないっす(笑)。金原選手には感謝してます。やりたい選手と試合ができるということは僕にとってはすごく幸せなことで、それは関係者のおかげだと思いますし、それで勝つことが恩返しだと思ってます。金原選手とだったら、絶対面白い試合ができる自信があります。前回の試合で感じたんですけど、自分は最近受けにまわっていたなと。立場を守ろうとかキャリアを守ろうみたいなことに走ってて、全然納得できる試合がここ何年もなかったんですよ。それでよくよく考えてみたら「何俺守りに入ってんだ?」って思ったんです。だから今回からは、昔を思い出して挑戦者の立場で食ってやる勢いで、全試合戦っていきたいなと思います。立場は上ではありません、全く。何も有利な部分はないと思ってます。
金原選手にお伺いします。初参戦となるパンクラスには、どのような印象をお持ちですか?
金原正徳:僕の中では、デカい人が戦っているイメージが強いです。その中で軽量級も盛り上げていけたらいいなと思ってます。それは僕とアライ選手の試合を見てもらえれば、分かることだと思います。

アライ選手にお伺いします。先程「全試合挑戦者のつもりで戦う」とおっしゃっていましたが、今までの試合は何一つ納得がいっていなかったんですか?
アライケンジ:そうですね。今まで自分の中で「何でこんなに不満があるんだろう?」って、勝った試合でも思ってました。それは実力が出しきれてなかったからだと思うんですよね。

ということは、勝って自分を取り戻す?それとも新しいアライケンジを見せていく?
アライケンジ:技術は格段と上がっていて、ボクシングでも吉野会長にみっちりしごいてもらってるんで、そういう意味では新しいアライケンジですね。昔の荒削りな感じじゃなくて、テクニックもついてるけど荒々しさも出していくというか。

「やりたい相手と試合ができるのは幸せなこと」だというアライ選手からのラブコールを受けて、金原選手はどのように感じましたか?
金原正徳:そんなことを言って頂けるとは思わなかったので、すっごく嬉しいですね。前々からそういう話はチラホラ聞いてたので、練習をする時はちょっと気まずかったんですけど(笑)、いざ試合が決まってみたら「やるしかないな」という意思が固まりました。

試合はスウィングしますか?
金原正徳:スウィングすると思います。僕の中でアライ選手は、打撃がすごく強いイメージがあります。なので打撃で打ち合うと若干不利になると思うんですけど、半年くらい前から興義館さんのほうで桜木(裕司)さんや瓜田(幸造)さんに打撃を習っていて、アライ選手の打撃に立ち向かう勇気を最近得つつあります。2月までに何とか形にして、是非アライ選手と打ち合いたいです。派手にKOされてもいいし、してみたいっていうのもあるし。でも寝技で一本取りたいっていう気持ちもあります。どっちにしろ、自分を全部出してぶつかっていきたいですね。

アライ選手は今の言葉を受けて、いかがですか?
アライケンジ:金原選手がぶつかってくるんだったら、それを受け取めるんじゃなくて、僕はそれを更にぶつかり返して勝つだけです。受け止めようなんて気持ちは更々ないです。僕は挑戦者です。