ライトヘビー級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
第2代ライトヘビー級K.O.P.
菊田早苗
(パンクラスGRABAKA)
ランキング1位
近藤有己
(パンクラスism)
「王者か、エースか。」今年5月横浜での激闘から半年、両国国技館にて完全決着戦が実現!


尾崎社長:本日はお集まりいただきありがとうございます。今回のメインイベント、3大タイトルマッチの1つであるメインイベントは、王者・菊田早苗VSチャレンジャー・近藤有己の対戦となりました。この対戦は皆さんご存知のとおり、5月18日の横浜文化体育館で、菊田選手のタイトル初防衛戦として行われまして、3者3様のフルタイムドローということになりました。私どもはこの結果をふまえて、この両国大会、10周年記念興行第2弾ということになりますが、この10年の総決算、どちらがこの対戦に勝つのか?それをパンクラスとしても見てみたいということで、このカードを決定しました。手前味噌ながら、前回の両者の対戦は素晴らしい一戦だったと思っております。今回も素晴らしい試合になることを確信しております。皆さん、是非ご期待いただきたいと思います。ありがとうございました。

近藤有己:パンクラスの10年で最高の、今回の試合を一番にして、それで勝ちたいと思います。よろしくお願いします。

菊田早苗:とにかくもう、やると決めた以上は、勝つしかないと思っていますので、一本で勝って、今年を終わりたいと思います。

近藤選手から「無制限ラウンドでやりたい」と発言したという記事がありましたが、これに関してはいかがですか?
近藤有己:必ず決着をつけたいという気持ちですね。できたら1ラウンドで決着をつけるように考えているんですけど、もしも、3ラウンドで決着がつかない、お互いに一本取れなかったら、もっとやりたいと思ってますが・・・たぶんそれはムリですね(笑)。必ず3ラウンド以内に決着つけたいと思います。
菊田早苗:僕の方も早期に一本取るつもりでいるので、(延長ラウンドは)考えてないです。

前回ドローということで、今回決着をつけるために強化した部分はありますか?
近藤有己:全てですね。打撃もそうですし、グラウンドと言うか、組んでからの展開も強化してきましたので。
菊田早苗:前回やってみてわからなかったことがたくさん見えてきまして。VS近藤選手に対して、前回は自分の甘かったことが随所に見られたので、それが5箇所ほどあるので、それを修正して。前回は得意なパターンに持っていけなかったので。力は出し切ったと思いますが、技術的な部分は2割ぐらいしか出させてもらえなかったので、今回は100%出させてもらえるように自分のペースで持っていきたいと思います。

年末にいろいろ話題となる試合がありますが、この試合でお二人がファンにアピールしたい部分は?
近藤有己:この試合でアピールできることは、試合内容の濃さですね。観て面白いと思わせる内容ですね。これは絶対に負けない自信があります。
菊田早苗:同じく内容は前回よりもさらに濃いものになると思います。まだ先のことはわからないですけど、勝ったら年末(の試合)につなげられるように、試合のスパンが短くても出て行けるように、とにかく勝って終わりたいと思います。

尾崎社長に質問です。近藤選手が延長ラウンドを希望していることについてルール的にはいかがですか?
尾崎社長:ルール的にはできません(苦笑)。ただ、2人とも3ラウンドいっぱいやるつもりはないと思います。おそらく、決着がつくと思っておりますので、今回はそういう心配はしておりません。前回のドローというのは、2人が力を出し切っての結果ですけど、2人とも成長していますし、今回はそういう闘いにはならないと思います。おそらく、3ラウンド以内で決着すると思っています。(延長は)ルール上は特別ルールにするしかないんですけど、それは考えていません。

大晦日に大きな大会が3つありますが、それについてはいかがですか?
近藤有己:自分はいつでも試合ができるように、いつでも闘えるような準備を怠ってないつもりなんですけど、それについては、この試合が終わってみないと言うことは何もないです。
菊田早苗:自分の中でのビッグマッチというのは、この試合なので。とにかくこの試合に全力を注いで勝つとしか言いようがないです。ただ、ケガがなければ、3つのうちのどれかに出たいとは思います。
尾崎社長:お話はいただいております。その3つのうちのどれだとか、誰にとか、どういう形とかは、申し訳ないですけど今はお話しできませんが、とにかくお話はいただいております。ただ、この2人にお聞きになっても、「出たい」という気持ちがあっても、今は目の前のこの試合しかないと思いますので、この試合が終わってから、2人の参戦があるのかないのか、期待していて下さい。それ以上はありません。

前回の試合の後、お二人とも再戦は時間を置いてから、というようなお話だったんですが、何か心境の変化があったのでしょうか?
近藤有己:僕が挑戦させてもらうには、前回以上の試合をしたいと思っていたので、それには1年ぐらいないと、前回以上の試合は、自分の中の進化がないとできないと思っていたので。でも、今回の両国の話を聞いて、自分の中の感覚としては、十分前回以上の進化を感じていますし、前回以上の試合ができるという自信があるので、やる、という感じですね。
菊田早苗:前回はとても苦しい試合だったので、その直後ではなかなか「すぐに」とは心境的に言いにくかったんですけど、こうして時間が経って、だんだん気持ち的にも盛り上がってきて、肉体的にも調子が良いので、やるなら今しかないと思いました。もちろん自信があるからやるんですけど、「これでダメなら、もうしょうがないや」と開き直ってるというのもあります。