昨年末に『PRIDE』さんのリングでは試合されていますが、ホームリングでは昨年11月の菊田早苗選手とのタイトルマッチ以来4ヶ月ぶりとなります。今どのようなお気持ちでしょうか。
近藤有己:普段の試合と変わらないと言うか、緊張とか不安もありますし、良い試合をしたいなという気持ちです。

今回、ライトヘビー級チャンピオンとして初のホームリングでの試合になりますけど、タイトルを取ってから何かご自分の中で変化はありますか? また菊田選手との2度に渡るタイトルマッチや、昨年のマリオ・スペーヒー選手との闘い(12月・『PRIDE』)を通じて変わったことは何かありますか。
近藤有己:進歩しているというのはありますけど、今回試合が終わってみないと、それを経てどれだけ強くなったのかというのは分かんないですね。

今回の対戦相手は、昨年の12月(ディファ有明)に佐々木有生選手(パンクラスGRABAKA)を打撃でKOしたデビッド・テレルと同じシーザー・グレイシー・アカデミー所属のスティーブ・ヒース選手ですが、VSヴァンダレイ・シウバ戦が期待されている現在、ここで落とすわけにはいかないといったようなプレッシャーなどはありますか?
近藤有己:あんまりないですね。例えば負けたとしてら、そこまでの選手でしかないと思うので。その現実を受け止める自信はあります。

対戦相手のヒース選手はアグレッシブなファイトスタイルで、シーザー・グレイシーからも「精神的な強さを持っている」と言われているだけに、一歩も退かずに向かってくるのではないかと思います。近藤選手はそのヒース選手と打ち合いをしてみたいとおっしゃってますが?
近藤有己:そうですね。今のところどんな相手でも打撃で対応するしかないという、自分の幅の狭さがあったりするので、それしかないと思ってます。

ボクシング技術にも磨きをかけてきていると伺ってますが、“ブルート"に続く何か新しい必殺技を出すことは考えていますか。
近藤有己:流れの中でできたらいいですね。

トレーニングの一環としてスノーボードやサーフィンなどに取り組んでいる近藤選手ですが、“操作感"という言葉で表現していた、「自分をコントロールする」という感覚は養われてきていますか。
近藤有己:そんなに頻繁に行ってないので、まぁ、普段の練習でそういうのを感じています。

では、最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。
近藤有己:前回の『PRIDE』での試合、VSマリオ・スペーヒー戦以上の内容にしたいと思いますので期待していて下さい。

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