メインイベント ライトヘビー級戦 5分3ラウンド
第3代ライトヘビー級王者
近藤有己
(パンクラスism)

エバンゲリスタ・サイボーグ
(シュート・ボクセ・アカデミー)
今の調子はいかがですか?
エバンゲリスタ・サイボーグ:6ヶ月ぐらい前からシュート・ボクセを中心にトレーニングをしてきました。ヴァンダレイ・シウバ選手とよく練習をしています。
シウバ選手から近藤選手のことは何か聞いていますか?
エバンゲリスタ・サイボーグ:特に言われたことはありません。普段の自分のやるべきことをただやるだけですので、KOを狙って頑張っていきます。
どんな技でKOしたいと思っていますか?
エバンゲリスタ・サイボーグ:特に無いです。そのつど、その時の状況を判断して、それでガードが下がった瞬間を狙って、彼をマットに沈めたいと思います。
近藤選手の印象は?
エバンゲリスタ・サイボーグ:すごく良い選手だと思います。そして尊敬もしています。今までの試合を見て、良い選手と闘ってきているので。その中で勝ってきている、結果を出している。自分も良い選手と闘わないと意味がありませんので、この機会に良い選手を倒せれば、自分が一番になれると思うので頑張ります。
勝てばタイトル挑戦に近づくと思います。
エバンゲリスタ・サイボーグ:もちろん勝ちます。そしてベルトが目標です。
シュート・ボクセに移籍して、変わったことは何かありますか?
エバンゲリスタ・サイボーグ:やはりシュート・ボクセが自分の中で一番だと思っているので。周りの選手も良い選手が集まっているので、シュートボクセが一番だと思います。シュート・ボクセというのは心が一番で、やる気などの心が強い。それが新たに自分の心にも刻まれたので、それが一番得たものです。
黒いマニキュアを塗っていますが、何か意味があるのですか?
エバンゲリスタ・サイボーグ:3年前からいつも塗ってます。最初はふざけてやりましたが、気に入ってしまってやめられなくなりました(笑)。
タトゥーは去年来日した時よりも増えています?
エバンゲリスタ・サイボーグ:はい。腕に自分の名前を入れて、後頭部には『神様だけが私を攻めることが出来る』と。首には『神様、俺の友達、そして家族を見守って下さい。敵は自分で倒します』とメッセージが入ってます。
舌ピアスは試合でジャマにならないですか?
エバンゲリスタ・サイボーグ:普段からつけているので、害はないです。
近藤選手は、あなたを倒して同門のシウバ選手と再戦したいと考えているようですが、それについては?
エバンゲリスタ・サイボーグ:リングの上でどういう展開になるかは想定出来ないですが、今回は確実に自分が勝つので、それは厳しいと思います。
日本のファンの皆さんへメッセージをお願いします。
エバンゲリスタ・サイボーグ:ファンの皆さん。アドレナリンやアグレッシブな試合が好きな人は楽しめる試合になると思います。これからも注目していただいて、今回の試合で自分がどれだけ出せるのかを楽しみにしてて下さい。
日本人選手で特に注目している選手はいますか?
エバンゲリスタ・サイボーグ:特にこの選手というのはないですが、トップに立っている選手とは、誰とでも対戦したいですね。






第5試合 ライトヘビー級戦 5分3ラウンド
ランキング1位
菊田早苗
(パンクラスGRABAKA)

アイスマン(初参戦)
(猪木道場U.S.A.)
菊田選手の印象は?
アイスマン:菊田選手は、知名度、実力ともに世界的にも認められている選手ですが、今回このオファーを受ける気持ちになったのは、まずパンクラスで試合をしたかったということと、菊田選手が知名度、実力のある選手だということ。それに自分はプロレスラーであるという自負がありますので、プロレスラーとしての強さを是非試合を通して菊田選手に伝えたいという気持ちもあります。菊田選手がプロレスの強さというのをどの程度把握しているかわからないですけど、自分の力を彼にぶつけて、それを証明したいと思っています。
菊田選手はグラップリングの強さが有名ですが、それについてはどう考えていますか?
アイスマン:グラウンドのレベルに関しては文句のつけようがないものだと思いますが、かと言って、菊田選手が一瞬でも気を抜いてミスを犯せば、そこにつけいる隙が出てくるでしょうし、私自身も持っているものを全て出せば彼を攻略出来ると思っています。逆に「あまり私を舐めていると安易には勝てないぞ」と言いたいですね。
パンクラスに対する印象は?
アイスマン:パンクラスが旗揚げされてから、ケン・シャムロック、バス・ルッテン、近藤有己選手など、そうそうたるメンバーがこの団体で試合をしているので、そういう所で試合が出来ることを非常に光栄に思っていますし、オファーを受けたからにはそれに恥じない試合をしたいと考えています。
伸びるようなキックなど、打撃を得意としているようですが、それで菊田選手を倒したいと考えていますか?
アイスマン:今日、公開練習でお見せしたキックの1つに、新日本プロレスのリングで冨宅選手をKOしたキックも混じっていますので、これは確実に相手を倒せる打撃であることは見てもらえれば分かると思います。非常に自分の打撃に対しての自信を持っています。
菊田選手が『PRIDE』のリングで、同じプロレスラーであるアレクサンダー大塚選手と闘ったことはご存知ですか?
アイスマン:知っています。先ほども申し上げましたが、プロレスラーの強さというものを総合の世界でも見せたいという気持ちが強いです。現にジョシュ・バーネット選手も同じことを言っていますが、プロレスラーの強さを見せたいと思っています。他にも藤田選手や垣原選手も総合の世界で強さを見せています。そういう良い機会だと思いますので、プロレスラーとしての強さを皆さんに見せたいと思っています。






第3試合 ライトヘビー級戦 5分3ラウンド
ランキング2位
郷野聡寛
(パンクラスGRABAKA)
2004年『I.F.C.』ライトヘビー級王者
ティム・マッケンジー/初参戦
(シーザー・グレイシー・アカデミー)
特徴的な髪型ですが、髪型には何か意味がありますか?
ティム・マッケンジー:対戦相手がこれを見たらビビるんじゃないかっていう、奇襲で考えたのと、もともとこういう派手なものが好きだったので、こういう頭にしてみました。
郷野選手の印象は?
ティム・マッケンジー:経験、実力ともに全く侮れない相手なんですけど、ただ、自分としては全力を尽くすしかないので、やれることは試合の中で全部出すつもりです。
郷野選手はガードを下げたり、アウトボクシングを得意とする選手ですが、それに関してはどう思いますか?
ティム・マッケンジー:常にそうするのか、相手によって変えてくるのかは分かりませんが、少なくとも自分との対戦の中で、そんなことをしようものなら、ガラ空きのガードの中にパンチを叩き込むだけなので、それはよした方が良いんじゃないですかね。彼がロイ・ジョーンズJr.を崇拝しているのは知ってますが、真似しているのでしょうか?
郷野選手はデビッド・テレル選手との試合が無くなって、かなりモチベーションが下がっているということですが、それを聞いてどう思いますか?
ティム・マッケンジー:郷野選手のことは尊敬していますし、私自身は自分のスキルに自信を持っているのですが、郷野選手がモチベーションが下がったとは言え、格下に思われちゃ困るし、逆に痛い目に会うかも知れません。それは試合をやってみないと分からないので、そこは勘違いしてほしくないですね。
郷野選手の試合で印象に残ったものは?
ティム・マッケンジー:まだ残念ながらビデオを観たことが無いので、機会があれば1試合でも観たいです。
得意技が『ヒースチョーク』ということですが、デビッド・テレル選手もヒースチョークで以前勝っています。これはシーザー・グレイシー・アカデミー全体の得意技なのでしょうか?
ティム・マッケンジー:名前からも分かるように、考案者のスティーブ・ヒースがこの技を作ったのですが、彼がシーザー・グレイシー・アカデミーの中でいろんな人にこの技を出して、それが広まっていきました。いつしかそれが試合の中でも活かされるようになって、それがフィニッシュホールドにもなっています。アカデミー内で一本を取れる技として良く使われるようになってきているのは間違いありません。
マッケンジー選手はこの技で勝ったことはありますか?
ティム・マッケンジー:私の場合はだいたい打撃中心の試合でTKOで終わってしまうのですが、関節技だと自分の得意技であるヒールホールドで勝ったこともあります。まだヒースチョークで勝ったことはありません。サブミッションも大事な部分だということは分かっていますが、打撃で攻めていくのが好きですし、それが自分のファイトスタイルだと思っています。あだ名として『レッキング・マシーン(壊し屋)』という名前が付くぐらい、打撃には自信があります。
パンクラスに継続参戦する予定はありますか?
ティム・マッケンジー:パンクラスと言えば、過去に参戦していたケン・シャムロックという名前がアメリカでは当然のように出てくるのですが、自分が高校生の時に初めて耳にしたパンクラスという団体に関しても、ケン・シャムロックが出ているという印象です。今回、パンクラス参戦が決まった時にも父親に報告したら、『あのパンクラスに出るのか!』と喜んでもらえました。今回出場できることは光栄に思いますし、今後も引き続き参戦したいと思っています。
当然タイトルに対する思いも強い?
ティム・マッケンジー:もちろん今後の目標として、タイトルを獲得したいという気持ちはあります。






第1試合 ミドル級戦 5分2ラウンド
ランキング8位
三浦広光
(パンクラスMEGATON-TOKIN)

クァク・ユン・ソブ
(ネオファイト)
パンクラスの印象はいかがですか?
クァク・ユン・ソブ:グラップリング、レスリングともに強いという印象があります。
対戦相手の三浦広光選手の研究はしていますか?
クァク・ユン・ソブ:いえ、まだ全くしていません。でも最善を尽くします。
得意技は何でしょう?
クァク・ユン・ソブ:膝蹴りです。
日本のファンにはどういうところを見て欲しいですか?
クァク・ユン・ソブ:自分の打撃を見てもらいたいです。
過去にパンクラスに出場したハー・スン・ジン選手と交流とかはありますか?
クァク・ユン・ソブ:練習をしたことはありませんが、話はしたことがあります。そんなに詳しくは聞いてないのですが、『パンクラスは強い』ということを聞いています。
ハー・スン・ジン選手は、頭突きで反則してしまったことがありましたが、ルールに関しては把握していますか?
クァク・ユン・ソブ:これから勉強しますが、正々堂々とクリーンに闘いますよ(笑)。
今後目標とする選手は?
クァク・ユン・ソブ:エメリヤーエンコ・ヒョードル選手ですね。
過去に渡辺大介選手とも試合していますが、パンクラシストに対するイメージはいかがでしょうか?
クァク・ユン・ソブ:渡辺選手と闘った試合は、私の総合デビュー戦でした。テイクダウンをたくさん取られたので、パンクラシストはレスリングが強いなと感じました。今度はそういうところに注意して闘いたいと思います。