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メインイベント ウェルター級戦 5分3ラウンド
ランキング2位
北岡悟
(パンクラスism)
icn vs icn ホン・ジュピョ×
(CMA KOREA)
1R 0:24、ギブアップ/アンクルホールド
■ 北岡悟(74.9kg) セコンド:金井一朗
■ ホン・ジュピョ(74.5kg) セコンド:
レフェリー:廣戸聡一

北岡悟:(結果を見て)アンクルじゃないですね。アキレス腱固めです。

アキレス腱に拘りがあったってことですか?
北岡悟:最近調子がよくって、スパーリングでとれる技だから最近、まあ、とりあえずは狙おうと思っていました。上になっても下になっても。

身長差が結構ありましたが、それに対しての感想はいかがでしょうか?
北岡悟:逆に取れるって感覚が。カーロス・コンディットの時もそうだったんですけど、逆に身長が高いと取れるイメージがあったんで。結局下になっちゃったんですけど、それで懐に入れたんで。相手からすると逆に防ぎ辛いと思うんですよね。

戦前からこういう流れになるという展開を想定して?
北岡悟:上取れればもっとベストだったんですけど。下だったんですけど、完全に懐に入れたんで取り合えず狙おうと。秒殺のイメージはなかったんですけどね。

感触はどうでしたか?
北岡悟:ありました。

音が?
北岡悟:音が鳴りましたね。かなり足が緩んだと思います。いい整体を知っているんで、紹介したい…紹介しないですけど、大事にして欲しいと思います。

早く終わって消化不良ではない?
北岡悟:…ないですね。それよりも、お客さんが喜んでくれてたかどうかの方が気になります。そこまで悪いリアクションではなかったと思いますけど。ご覧の通りあんまりお客さんはいらっしゃらなかったですけど、その分集中してくれているような感じがしたんで。散漫な感じじゃなかったんで。

佐藤選手と大石選手の勝利は大きかったですか?
北岡悟:大きいですよ。楽ですよね。1月に引き分けたときも、5月に負けたときも、結構皆が勝てずに僕に回ってきちゃって、ああ…って感じだったんですけど、今日は両方とも勝ってくれて、大石も久々にいい勝ち方をして、そこら辺は楽に感じましたね。だけど、相手のレベルがあってのものなんで。今日は勝って当たり前の試合を皆やったと思うんで、これで落とすようだと本当に皆離れちゃうんで。

落とせないっていう部分で逆にプレッシャーになることは?
北岡悟:多少ありますね。

やはりメインを勤めたっていう事で。
北岡悟:そうですね。お客さんが、今日来てくれた方がどうかってことが。あと、媒体で結果を知る人は結果だけ見るわけなんで、今日観てくれた人が秒殺って事なんだけど僕は今まで秒殺って今まで1回くらいしかしたことないんで、ホントにどういう気持ちで帰ったのかっていうのが一番気になりますね。今日来てくれた人がせめて次も来てくれたら、来年僕の試合があるときに来てくれたら嬉しいですよね。

今日は怪我はなかったと思うんですけど、12月のism興行はどうですか?
北岡悟:ism興行は僕は出ません。出ません。

それは何か理由が?
北岡悟:セコンドに付いた方がいいと思うし、あとは…今年5試合総合の試合をやったんで、オーバーホールする意味もありますね。ism興行は12月10日ですよね。ちょっとスパンが短いというか。スパンが短いとあまりいい事はないって経験しているんで。大体負けるときは詰めて試合をして最後負けるって感じなんで。はっきり言って、スパンを空ければ結構いけるんじゃないかって僕は勝手に思っているんで。でも、短いスパンでもバンバン勝っていくのが本当はカッコいいプロだと思っているんで。それはまあ、年に1試合とか2試合とかだったらいいコンディションでやるのは当たり前になってしまうんで、しかもプロとしてのアピールも少ないし。僕は別に自分がプロレスラーとは思ってないし、おこがましくて言えないですけど、プロレスラーとかって頻繁に試合するじゃないですか。アレってすごく大事だと思うんですよね。皆に覚えてもらうにはリングにあがってナンボなんで。リングの外で色々やることではないと思うんで。リング上が評価の全てだと思うんで。まぁ、今日の場合は相手がどのくらい強かったのか全くわからなかったと思うんですよ。まあ、アキレス対処できなかったじゃんって事になるとは思うんですけど。でもまぁ、僕は殴られたんですけど気持ちは籠もってましたね。気持ちは入ってましたよ。コンディットのときに近い感触はありましたね。負けたときの落ち込み方もちょっと質が違う落ち込み方を感じましたし。年を取られているじゃないですか。年を取られているって言うと皆さんに失礼かもしれませんが、僕よりも人生の経験が長い方だと思うんで。期するものがあるから髪を短くしたりしたと思うんで、長くキャリアがあるってことは凄いことだと思うんで、そういう人が想いを持って上がって来てくれて、それを迎え撃ったわけですけど。でも、わかんないですからね。ポール・デイリー選手ですら強いかわからなかったし。でも、強い人にもこういう風に勝てるっていう。だって、一応、コレ言おうと思ってたんですけど、近藤さんの前でも言った事あるからアレなんですけど、…近藤さんはフランソワ・レノグと引き分けて、レノグは彼と引き分けて、僕は彼に秒殺した。

(場内笑い)三段論法?
北岡悟:一応言ってもいいですよね? 一応言っておきましょうよ。あとは、そうですね。まあ、なんていうか、近藤さんの時代が終わったとか言うつもりはないですけど、言うつもりはないですけど、でも若い川村とかが頑張ってくれて、金井も力をつけてくれて。僕は間だと思うんですけど、近藤さんは疲れが溜まっていて消化不良の試合をやってしまったと思うんで、川村さんがいい流れを作って近藤さんがちょっとアレして、それを僕が戻すっていう役目としてはやれたと思うんで、ism興行は結構面白い興行になると思いますね。カードとかも悪くないカードが揃うと思うし、アライの試合も面白い試合になるんじゃないかなって。やっぱりードだと思うんですよ。ホン・ジュピョがどこまで強かったのか謎なんですけど、それより僕が良かったってできれば書いてください。宜しくお願いします。でもアレですよ。一本こんなパシパシ取れる人ってそんないないじゃないですか。

(場内爆笑)
北岡悟:自分で言うのもなんですけど、ね(笑)。ここ1年半くらい、僕はちゃんと一本取って勝っているんで。勝っているときは一本っていうのはあると思うんで、それはプロとして大事なことじゃないですか。だから、宜しくお願いします。

ウェルター級のタイトルマッチについては?
北岡悟:コンディットが挑戦しちゃうんじゃないですかね? まあ、石毛選手とやるには僕としてももっと実力をつけたいと個人的には思うんで。だから、どっちにしても次の試合は2月か3月になってしまうんで、実力をつけたり体をオーバーホールするには丁度いい感じなんで、しかも今日殆ど無傷で勝てたんで、いい調整ができると思います。次はもっと強くなった自分でありたいと思います。やっぱり忘れられちゃうと思うんですよ。数ヶ月試合をしないと。だから次もバシッといい試合をして勝ちたいですね。相手として考えられるのは、ロバート・エマーソン選手や、あとは…来た事ないけど強豪の選手とかだと思う出すけど。他所のリングっていうのは何も知らないですね。わからないです。…以上ですね。ありがとうございました。