本日はお忙しいところありがとうございます。
冨宅飛駈:こちらこそよろしくお願いします。

さっそくなんですが、MISSIONに移籍されて、今現在の率直な感想をお聞かせください。
冨宅飛駈:そうですね。あの、自分の中での最後の取り得というか、いままでは旗揚げメンバーであるというブランドであったりとか、キャリアがあるというブランドやったりだとか、そういうのでまだ試合はできてたんですけど、貯金もだんだん少なくなってきて、残高が、パンクラスの試合ということに関してはゼロに近くなってきてるんで、完全にゼロになったらやめようと思ってたんですけど、まだ、もうちょいぐらいはやれると思って。で、残高ゼロでどうやって生活しようかなというところで、定期を崩したという感じで。とりあえずU.W.F.におったということが、また1つのブランドになっていると思うので、それを使っていこうかなというところですね。

U.W.F.時代の貯金ということもあるんですが、パンクラスでの技術の貯金というものもまだありますよね?
冨宅飛駈:そうですね。まだ、少ないけど残ってるんで(笑)。まだまだゼロになるまで使い切ろうかなと思っていますね。

U.W.F.とパンクラスの貯金と、ヨーロッパでのプロレス修行の経験もありましたね。
冨宅飛駈:それはまあ、5回ぐらいしか試合してないですけど、でも試合したことには変わりないんで。それも今思えば、多少は役に立っている部分もあるのかなと。こうやってMISSIONに移ることになって思いますね。

今、練習は?
冨宅飛駈:今、練習は全く変わってないですね。ただ、体重が72kgでウェルター級でやったんで、やっぱり『U-style』やるにしても、プロレスやるにしても、体重増やさないとやっていけないんで、もう、バーベルばっかりやって、スパーリングは週に1回だけで、ずっと話が決まってからやっていて、今、体重は8kg増やして、今80kgですね。でも、まだ前よりは全然軽いし、80kgやったらプロレスやったら、まだ全然軽いので。まず前の体重、85、6kgに戻して、できれば90kg前後にもっていきたいなと思います。試合が近いんで、最近はスパーリングはずっとやってますけど。でもまぁ、まずは動ける身体で体重を増やすというのが目標です。

6/29(日)の『U-style』(梅田ステラホール)では田村潔司選手と試合が決まりましたが、いかがですか?今のお気持ちは。
冨宅飛駈:最初聞いた時は、びっくりしたんですけど。でもまあ、『U-style』という話が出てきた時点で、最終的には当たるだろうとは思っていたんですけど、全然試合とかというのは今はムリやろなという思いがずっとあったんで。今は気持ち切り替えてできてますけど。最初はすごく自分でも違和感がありましたね。

違和感というのは?
冨宅飛駈:こういう言い方はアレですけど、(田村選手と)仕事で絡んだのってU.W.F.での1年半だけなんですよ。でも、仕事で絡んだっていっても先輩と後輩の間柄で、試合したわけでもないし。あとはずっと、残り十何年かは、先輩ですけど友達として、いろいろメシ食いに行ったりですとか付き合いがあるんで。だからまぁ、一番仲のいい友達と試合するっていう部分で、最初はしっくりこなかったですね。何かずっとこの友達の関係が続くと思ってたんで。ただ、試合となったら違いますよ。それはそれで全然別ですけどね。