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[1]1/27・後楽園ホール VS 佐々木有生 戦
9/29(日)横浜文化体育館大会で、GRABAKAの石川英司選手との対戦が決まりました山宮選手ですが、その石川選手との試合に関してお話をうかがう前に、今年1月からのこれまでの闘いをそれぞれ振り返っていただきたいと思います。まず、今年第1戦となった、1/27・パンクラス後楽園ホール大会でのVS佐々木有生(パンクラスGRABAKA)戦。山宮選手がダウンを奪いながらも、最後は惜しくも佐々木選手の腕ひしぎ十字固めに敗れてしまった試合です。
KEI山宮:この試合は、昨年10月(後楽園ホール大会)のVS郷野聡寛(パンクラスGRABAKA)戦の次の試合になるんですけど、VS郷野戦の後、真面目に闘ってるのがバカらしくなったんですよね、これがまた(笑)。
真面目にというと?
KEI山宮:真面目にというか、何ていうか。あの〜いろいろ考えすぎるというか、硬く考えすぎるというか・・・。ん〜、今まできちっきちっと型にはめよう、型にはめようという考え方でやってきたんですけど、それがもう、面倒くさくなって。そういう時にたまたま(試合が)組まれた相手が佐々木選手。VS郷野戦の時は、試合前から3ラウンド、フルに闘うことを考えたんですね、とりあえず。でも、それでやってると、何かもうつまんないし、わけが分からなくなって頭がこんがらがってきたんですよ。で、もう次の試合は何も考えず、初っ端からいこう!って。ホントに何にも考えずに、最初から突っ込んでったら案外パンチがあたったんで「あっ!あたるもんだなって」(笑)。でも最後負けたんで、結果は良くないんですけど、「あっ!こういうことか」っていう気付きの試合のようなものですね。まぁ、スッキリしましたね、終わった時。
気付きというのは、何に気付いたんですか?
KEI山宮:こうやって闘えば試合は気持ち良いんだなっていう。

[2]3/25・後楽園ホール VS 小谷野澄雄 戦
続いての試合は、3/25・パンクラス後楽園ホール大会でのVS小谷野澄雄(烏合会)戦です。
KEI山宮:この試合も、何も考えずにというか。「ヨーイ、ドン」でどのくらいいけるかなって感覚でやって、たまたま早く決まったというだけであって。
31秒KO勝ちというのは、山宮選手のこれまでの試合の中でもメチャクチャ早い方じゃないんですか?
KEI山宮:初めてですね、これは。1分切ったのは。この時は気分良かったんですけどね。時給高いなって(笑)。
以前、この試合の後に山宮選手がおっしゃってたじゃないですか。試合前日の公開計量の時から小谷野選手にプレッシャーをかけてたって。
KEI山宮:ああ!それはあくまでギャクですけど(笑)。でもまぁ、ちょっとブスッとしとこうかなというのはありましたね(笑)。相手はあの時がパンクラス初参戦ですから、緊張してたと思うんで。
試合は山宮選手が最初からとてもアグレッシブに、怒涛の打撃を見せて。
KEI山宮:結果的に秒殺だったんですけど、一つだけ考えてたのは、最初の一発目は自分があてようということだったので。あとは特に何も考えてなかったですね。
どちらかというと、山宮選手にはスロースターターのイメージがあったのでこの時はちょっとびっくりしました。
KEI山宮:あたるか、あたらないかで、もう、確立は2分の1ですからね(笑)。まぁ、あたって良かったなって感じです。

[3]5/11・梅田ステラホール VS 金井一朗 戦
その秒殺で終えた第2戦の後の試合が、5/11・パンクラス梅田ステラホール大会でのVS金井一朗(パンクラスism)戦です。同門対決、しかも相手はプロデビュー戦。この試合は稲垣選手(パンクラス大阪)の負傷欠場により急遽決定した試合でした。
KEI山宮:試合まで2週間ちょっとはあったんですけどね。まぁ、稲垣さんがケガをしたということで。稲垣さん対策というか、稲垣さんは右のミドルが強いぞとか、そういう話を(金井選手と)していた矢先のことだったんで。
後輩のプロデビュー戦の相手を務めるというのはいかがでしたか?
KEI山宮:難しかったですね。どうしていいか分からなかったです。プロレスでいうところのデビュー戦って、対戦相手はデビューする選手の良い所を引き出すって良く言うじゃないですか。そういうのがあったから、闘う前とかにはすごく考えたんですよね。でもやってみたら、(自分が)ピンチの場面を作りたくないなっていうのが先にきちゃったんで、なんかグチャグチャって感じで試合が終わって。ちょっとそれは反省ですけど・・・。
デビュー戦としてはかなり金井選手は頑張ってたように観えましたが。
KEI山宮:そうですね。ド根性ファイターですからね、彼は(笑)。
練習の時からそうなんですか?
KEI山宮:そうですね。練習の時からド根性ファイターですね。顔もけっこうド根性ファイターじゃないですか(笑)。

[4]7/7・GCM「The CONTENDERS7」 VS 矢野倍達 戦
そうですか(笑)?それでは、次の試合にお話を移します。今年第4戦となったのが、7/7GCM「コンテンダーズ7」での、VS矢野倍達(RJW/CENtrAL)戦でした。この試合もまたまた急遽決まった試合でした。
KEI山宮:これも確か2週間ぐらい前に決まった試合でしたね。
しかも、打撃なしのコンテンダーズルールで、レスリングではかなり良い実績を残している矢野選手との試合。私を含め、山宮選手が不利だなと思ってた方もけっこういらっしゃったと思いますが。
はぁ〜、そうですね(笑)。この試合も、最初、北岡(パンクラスism)の出場が決まってたんで、北岡のセコンドとしてコンテンダーズにいくはずだったんですよ。それで、そういう話をしていた矢先にまた、オファーがありまして(笑)。
どうでした? 初めてのコンテンダーズは。横浜赤レンガ倉庫という独特の雰囲気を持った会場で、大会自体もとても演出に凝っていて。
KEI山宮:対戦相手が矢野選手ということを聞いて、やっぱりレスリング頭で考えちゃうんですよ、どうしても。自分の(レスリングの)実績と、相手の持ってる実績を比べて。確か矢野選手は学生時代、3冠王なんですよね。僕は世代が違うのでかぶってはいないんですが、矢野選手が制したインカレ(インターカレッジ)、僕は2回戦敗退ですからね(笑)。だからやっぱり単純にそこで優勝できる人はすごいと思ってました。
実際試合をしてみていかがでしたか?
KEI山宮:やっぱり一番思ったのは、パンクラスでずっと闘ってきて、体の大きな選手とも闘ってきたので、自分にパワー、力がついたってすごい実感しましたね。昔、矢野選手は確か90kg級とかのチャンピオンだったと思いますけど、僕は学生の時74kg級だったんで、90kg級の選手と試合をするのはすごい違う階級の人と試合をするっていう感覚があって、それで今回はパワーで押されるんじゃないかなって思ってたんですが、組んでみたら「あっ!謙吾の方が力があるな」とか、意外と冷静でしたね。試合自体はどちらかというとスタンドレスリングばっかりで、関節技の攻防とかがあったわけではないので、何とも言えないんですけど、すごい発見というか、「いけるんちゃう?」みたいな感じですね(笑)。

[5]7/28・後楽園ホール VS 佐藤光芳 戦
その矢野選手からも勝利をおさめて、3連勝で迎えたのが7/28・パンクラス後楽園ホール大会でのVS佐藤光芳(パンクラスGRABAKA)戦です。佐藤選手は前回の5/28パンクラス後楽園ホール大会で美濃輪選手に勝って一躍脚光を浴びた選手ですが、またまた山宮選手には本当に申し訳ないんですけど、正直佐藤選手が有利かなと私は思ってました。
KEI山宮:僕もそう思ってましたね(笑)。
佐藤選手のあのタックルにそうとう山宮選手は苦しむのではないかと考えてました。美濃輪選手に勝って、今勢いもあると思いましたので。
KEI山宮:あの〜、単純に(試合前に)勝つ姿と負ける姿を考えるんですけど、負ける姿は判定負けしている姿が浮かんだんですよね。自分の中では。闘う前は不安とやる気が入り混じってるんですけど、不思議と「やべ〜な〜、どうしよう?」ではなくて、「やったろうじゃないか!」っていう感じだったので、気持ちがすごい前向きだったと思いますね。まぁ、負けるとしたら押さえ込まれて判定負けかなぁ〜ぐらいな軽い感じでしたね。はっきり言って。思いっきり殴ってやろうとか、そういうことしか考えてなかったんで。ん〜、あんまり考えない方が良いかもしれないですね。今までは、こうきたらこうしてこうしてとか。でもそれって受けじゃないですか、どっちかと言ったら。それを考え過ぎたところもあったので、それが良くなかったんですよね。無心になる方が良いのかなと。もちろん練習の時は考えますけど。あと、こんなことを言うのも何ですけど、自分でも練習している自信があったので。体調も良かったんですよね。体調も良かったから、気持ちも前向きだったと思うし。あと、強い打撃を持っている選手の方が単純に恐いんですよね。パンチやキックが飛んできますから。向かい合った時に精神的な部分でやっぱりすごい大きいんですよ。近藤さん(パンクラスism)や石井(パンクラスism)と立ち技のスパーリングをやると、向かい合っているだけで疲れますからね。郷野さんとの試合の時もそうだったんですけど。そういった部分での心の余裕がちょっとだけあったかもしれないですね。でもそのかわり、組まれた時の力はすごかったですね。ハンパじゃなかったですね。さすがGRABAKAの重戦車でした。タックルも上手かったですね。上手いししつこいし。
そういう佐藤光芳選手に勝利して、今年の上半期は5戦4勝1敗の戦績を残した山宮選手ですが、あらためてこの戦績をご覧になってご自身の感想はどうですか?
KEI山宮:まぁ、結果は良いんですけど、内容には全く納得はしてないんで。納得することはないんじゃないですかね、試合をしている間は。絶対。納得できたら満足しちゃうということなんで。(現役を)やめるまでは満足することないんじゃないですか?でも、最近思うようになったのは、「勝ったね。おめでとう」という言葉よりも、「面白かったよ」って言われたいなっていうのがあるんですけど、まだそれはできてないんで。多分、それが今後試合を続けていく中でのテーマだと思いますけどね。




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